哺乳瓶でのミルクの飲ませ方については、簡単にレッスンしてくれる病院もあるかと思います。
しかし、いざ家に帰ってきて実際やってみると、
- 「あれ?意外と難しい…」
- 「正しい飲ませ方ってどうすればいいんだろう?」
と、感じる方が多いようです。
実際に、ミルクの飲ませ方が原因で、中耳炎になる赤ちゃんがいます。
横に寝かせたまま哺乳瓶でミルクを飲ませると、うまく飲み込めなかったり、耳の中にミルクが流れ込んでしまうことがあります。
大人でも寝ながら、飲み物を飲む人はいませんよね。
今回は、哺乳瓶でのミルクの飲ませ方は?赤ちゃんが中耳炎にならない飲ませ方は?を紹介します。
もくじ
哺乳瓶での上手なミルクの飲ませ方は?
ここでは簡単にできる哺乳瓶での上手なミルクの飲ませ方を紹介します。
①温度を確認する
ミルクを作った後、飲ませる前に「ミルクが熱すぎないか?」再度、確認しましょう。
確認方法は、人肌がおすすめです。
腕に少しだけミルクを垂らして、「熱いな」と感じたら、温度が高すぎる証拠です。
その時は、哺乳瓶を水につけて冷ますようにしましょう。
生温かい時は適温になっているので、そのまま飲ませても大丈夫です。
赤ちゃんが飲みやすいように、哺乳瓶を少しだけ傾けてボタボタと落ちてくるぐらいがちょうど良いですね。
大人の口に直接哺乳瓶をつけて、温度を確認する方法はおすすめしません。
虫歯や口の中の細菌が、赤ちゃんの口の中に入ってしまいます。
②縦向きにミルクを飲ませる
赤ちゃんがミルクを飲み始めたら、できるだけ哺乳瓶の乳首を、赤ちゃんの口の奥の方に入れ込むのがポイント。
哺乳瓶を利き手で持って、少しだけ傾けて赤ちゃんの口に近づけます。
赤ちゃんの唇につんつんと軽く当てると、赤ちゃんが自分で乳首を探して口を開けてくれます。
口が「アーン」と大きく開いたときに、赤ちゃんの舌の上にゆっくりと乗せ、赤ちゃんが乳首を吸えるようにしてあげてください。
そして、哺乳瓶を縦に傾けてミルクが出やすいようにします。
哺乳瓶が横向きだと空気が口の中に入ってしまい、ミルクと一緒に空気も飲み込んでしまいます。
この時にミルクを飲むスピードをママがよく確認してあげてください。
そのあと哺乳瓶の角度を変えて、ミルクの出ている量を調整してあげることが大切です。
▼動画で確認▼
赤ちゃんのミルクの飲ませ方で中耳炎になる?
ここでは赤ちゃんのミルクの飲ませ方で、赤ちゃんが中耳炎になってしまう原因や予防法を紹介します。
そもそも中耳炎とは?
耳の鼓膜や、鼓膜の内側にある鼓室(こしつ)という部分が中耳です。
中耳は鼻の奥と繋がっています。
ウイルスなどが耳管(じかん)を通り、中耳に侵入すると鼓膜や鼓室で炎症を起こします。
それが中耳炎です。
赤ちゃんが中耳炎になってしまう原因
中耳炎は風邪などのウイルスだけで発症するのではなく、ミルクの飲ませ方が悪いときにもなります。
これは耳と鼻を結ぶ耳管が太くて短いため。
床と水平に仰向けにしてミルクを飲ませてしまうと、鼻の奥の耳管から耳の方へ、ミルクが流れ込んでしまい中耳炎の原因になります。
このミルク性中耳炎は、授乳時期の赤ちゃんに多くみられます。
できるだけ体を起こすようにしてミルクが鼻に逆流しないようにミルクをあげましょう。
哺乳瓶でミルクを吐き戻す時の原因と対処法は?
哺乳瓶で赤ちゃんにミルクをあげた時に、吐き戻しをしてしまってびっくりした方もいると思います。
吐き戻しの原因と対策を見ていきましょう。
原因①空気をたくさん飲んでしまっている
赤ちゃんが吐き戻しをしてしまう原因は、赤ちゃんが飲んでいる哺乳瓶の中の「空気を一緒に飲んでしまっている」ためです。
空気によって胃の中の容量が増えてしまい、ゲップが出る時に一緒に吐き戻してしまうと考えられています。
原因②飲みすぎてしまう
お腹がいっぱいになっていても、満腹中枢が未発達な赤ちゃんはそのことが分からずに「飲みすぎてしまう」ことがあります。
そうすると胃に収まらなかったミルクを吐き戻してしまうことがあります。
対処法
赤ちゃんの吐き戻しは、生後3カ月ぐらいまで続くと言われています。
吐き戻しをした場合は、ミルクをガーゼで優しく拭き、服などについた場合はすぐに着替えさせてあげましょう。
吐かせないようにするためには、ミルクを飲んだ後すぐには寝かさないことが大切です。
また、ミルクを飲んだ後は必ずゲップを出させましょう。
ミルクを飲ませやすい人気の哺乳瓶は?
哺乳瓶にはいろいろな種類があります。
その中でも人気のミルクを飲ませやすい哺乳瓶を紹介します。
ドクターベッタ
独特な形状の哺乳瓶が特徴のドクターベッタ。
デザインもポップで可愛く、理想の授乳姿勢を実現できます。
ママのおっぱいを飲む姿勢を意識した商品です。
哺乳瓶の乳首は柔らかめなので赤ちゃんも飲みやすいですよ。
ピジョンの名前入り哺乳瓶
こちらの商品は珍しい赤ちゃんの名前入りの哺乳瓶です。
色もたくさんあり、名前もアルファベットや漢字が選べます。
出産祝いにプレゼントされていることも人気の秘密ですね。
コンビ
コンビの哺乳瓶は、
- ガラスの耐熱製
- ポリプロピレン製
の2種類があります。
耐熱性の哺乳瓶は、臭いや傷がつきにくくなっています。
ポリプロピレン製の哺乳瓶は、持ち運びに便利でとても軽いところが嬉しいポイントですね。
どちらも衛生的によく、好みで選べますよ。
プリンスライオンハート
プリンスライオンハートの哺乳瓶は、ミルクが120mlも入るので、0~3カ月の赤ちゃんに最適です。
吐き戻しの多い赤ちゃんにも安心の、ゲップや吐き戻しを軽減できる哺乳瓶で人気です。
食器乾燥機や電子レンジにも対応しています。
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あとがき
いかがだったでしょうか?
ミルクの飲まし方で、中耳炎になる可能性があることを知らないママもたくさんいると思います。
初めての子育てで、分からないことだらけなのはみんな同じ。
もう少し大きくなれば、成長していく姿に感動できる日がこれからたくさん待っていますよ。
今回は、哺乳瓶でのミルクの飲ませ方は?赤ちゃんが中耳炎にならない飲ませ方は?を紹介しました。