新生児だった赤ちゃんも、4カ月頃には首が座り、寝返りが始まります。
また、それから赤ちゃんは、
- ずりばい
- ハイハイ
などするようになります。
ハイハイをするようになると、今まで意識していなかった部屋の中にあるものが、赤ちゃんにとっては危険なものがあります。
今回は、赤ちゃん(5カ月~)の
- 部屋作りのポイント
- 部屋作りで気を付けること
- 2DKや1LDKでの過ごし方
紹介していきます。
赤ちゃん(5カ月~)の部屋作りのポイントは?
生後5カ月頃を過ぎると、だんだんと赤ちゃんも自分の意思を持つようになり、
- 「あそこに行きたい!」
- 「あのオモチャがほしい!」
などと思うようになり、行動の幅が広がって危険を伴う機会が増えます。
それでは、生後5カ月以降の赤ちゃんがいる部屋作りのポイントを3つ紹介します。
①床を注意して見る
ずりばいや、ハイハイが始まると、赤ちゃんは床のものを大小関わらず、手やお腹につけたまま移動することになります。
床のゴミの掃除はもちろんですが、今まで大人が何気なくまたいでいた電気コードもしっかりまとめましょう。
また、電気コードは、赤ちゃんの通り道にならないよう壁際に固定しておく必要があります。
②片づけやすい空間を作る
ハイハイをして足腰が強くなってくると、次はつかまり立ちをするようになります。
顔をあげて机の上が見えるとなんでも落とそうとしたり、なんでも口に入れて物の形状を確かめようとしたりすることが多くなります。
口に入れてはいけない物として、
- 先端のとがったもの
- 乾燥剤
- 乾電池
机の上に出しっぱなしにしないよう片づける習慣を付けましょう。
そして、一番気を付けてほしいことは、喫煙者と一緒に住んでいるご家庭です。
なぜなら、
- タバコ
- 吸い殻
- 灰皿
などは、赤ちゃんは口に入れて、舐めてしまう可能性があります。
他にも、
- 小銭
- ピアス
なども誤飲の原因になりますので、必ず手の届かない所におきましょう。
カゴの中に収納したりと、片づけやすい空間を作りましょう。
また、赤ちゃんにとっては、ゴミ箱も遊び道具の一つです。
ゴミ箱をひっくり返しては、口に入れることもありますのでゴミ箱も蓋つきにして赤ちゃんの通り道には置かないようにしましょう!
③ベビークッション・マット・サークルを敷く
赤ちゃんの間は、体に対して頭の比率が大きく、移動している時の重心が頭にあるため、バランスを崩して転倒してしまいます。
その場合に備えて転倒してもケガをしにくい、
- ジョイントマット
- プレイマット
- サークル
これらをお部屋に敷いておくと安全ですよ。
その中でも、
- 誤って舐めてしまっても大丈夫な素材
- お手入れがしやすい素材
などを選んでおくと、ママの日々の掃除もとても楽になりますよ。
上記のサークルに関していえば、部屋になじむパステルカラーを使ったサークルになりますので、とてもおしゃれに設置できます。
ずり這いやハイハイで「危ない所に行くかわからない」とご不安な方は購入してみても良いのではないでしょうか?
サークルにもできますし、マットとしても使えるので、とてもおすすめですよ!
赤ちゃん(5カ月~)の部屋作りで気を付けることは?
赤ちゃんが一人で動くとなると、お部屋の中には注意しておきたいことがたくさん出てきます。
続いては、生後5カ月以降の赤ちゃんがいるお部屋作りで気を付けるポイントを7つ紹介します。
①ベビーゲートの利用
ママがちょっと目を離した隙に赤ちゃんは、
- 階段
- キッチン
- お風呂
など、危険な場所に行きます。
一人で行っては危険な場所には、この「ベビーゲート」を設置しましょう。
おすすめのベビーゲート
こちらのベビーゲートがコスパが高くて使いやすいので参考にしてみてください。
②コンセントカバーをつける
赤ちゃんは小さな穴が大好きです。
ハイハイをしていると、ちょうど赤ちゃんの目線には、
- コンセントの穴
- 刺さったプラグ
などが視界に入ります。
その時に赤ちゃんはコンセントの穴に、
- 自分の指を突っ込む
- おもちゃを突っ込む
などをしてしまいます。
もしその時に、
- 赤ちゃんの指が濡れている
- 玩具が濡れている
感電してしまう恐れがあります。
100円均一にもありますが、コンセントカバーを上手に使用するようにしましょう。
おすすめのコンセントカバー
こちらのコンセントカバーのコスパが高いので参考にしてみてください。
③角を保護する
赤ちゃんは自分で動けるようになると、嬉しくてどこまででも進んでしまいます。
そうすると予想もしなかった所で、
- 頭をぶつけたり
- 足をぶつけたり
大きな事故の元になります。
ケガの予防のために、
- 机
- 椅子
- テレビ台
などの角にはクッションを付けて、ぶつけても大ケガに繋がらないよう配慮しましょう。
④ロックを付ける
赤ちゃんにとって、引き出しの中には、たくさん道具が詰まった宝箱ですね。
ママが見てない間に、開けて中身をぶちまけるということはしばしば。
棚や引き出しには、引き出しロックや、指を挟まないようにクッションを張っておきましょう。
⑤観葉植物は移動させる
観葉植物はインテリアとして、運気を大事にしているママやパパもお気に入りの一つかと思います。
しかし、赤ちゃんからすれば、葉っぱも土も未知の世界で、
- 葉っぱをむしったり
- 土を口に入れてしまったり
する危険性があります。
また、引っ張って倒れてくると、ケガの元となってしまいます。
赤ちゃんの目に留まらない所や、柵などでガードをしましょう。
⑥テーブルクロスや布を敷かない
赤ちゃんはなんでも、引っ張ることが大好きです。
テーブルクロスやテーブルの上に、布を置いたりしていると、下から引っ張る恐れがあります。
なるべくテーブルクロスを敷かないようにしましょう。
⑦ドアの開閉によるケガの防止
ハイハイができるようになると、ママを探して「後追い」をするようになります。
そのママ追いで一番多い事故が、
- ドアの開閉時に指を挟むこと
- 蝶番に指を詰めてしまう
などママが驚いて、パニックになってしまう事例が多く報告されています。
1LDKや2LDKのリビング作りは?
それでは、1LDKや2LDKのリビングの赤ちゃんの環境づくりについて月齢別に紹介します。
新生児(0カ月~4カ月頃まで)
新生児の赤ちゃんは、一日のほとんどを寝て過ごします。
そのためリビングでは、「寝るスペース」が必要になります。
ママがいつでも目が届くような場所に、
- ベビー布団
- ベビーラック
- バウンサー
これらがあると便利ですよ。
エアコンの風邪が直接当たる所や、窓の真下には置かないように注意しましょう。
ソファの上だと少し動いた拍子に落ちる可能性があるので、必ず床の上に敷く布団か、赤ちゃんをある程度固定できる安全なものを置くようにしましょう。
寝返り期(4カ月頃~8カ月頃)
寝返り期になると、赤ちゃんのぼやけていた視力もはっきり見えてくるようになり、少しずつ一人遊びもできるようになります。
この時期には、
- プレイマット
- バウンサー
- メリージム
これらを用意しておくと、遊びながら一人で寝てしまうことがあります。
お座り・ずりばい・ハイハイ期(8カ月頃~12カ月頃)
この時期には、自分の意思をもって、ママが思ってもみないような所へ移動していくことがあります。
安全対策としては、
- ソファの下にはクッションを敷く
- テレビや触れられたくない物の前に柵をする
- 赤ちゃん専用の遊びスペースの確保
- キャスター付きの家具は赤ちゃんが押しても動かない位置に移動
- 本棚には窓を付けるなど、本が落ちない工夫をする
- ガラス製の物は極力減らす
などを、特に意識しましょう。
電気のコードについては、引っ張るだけではなく、なんらかの拍子に首に巻き付く心配も出てきますので、しっかり端に寄せてまとめておきましょう。
全時期の赤ちゃんに共通して
全部の時期に共通して、リビングづくりで大切なことはずばり「収納」にあります。
赤ちゃんのうちに必ず必要になることは、
- おむつ
- おしりふき
- おむつ替えシート
- 着替え
- タオル
- ガーゼなどの日用品
これらはリビングの一角に、まとめて収納しておいておくととても便利ですよ。
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あとがき
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんと一緒に、リビングで生活する事を意識すると、何気ないものが危険なものに変わったりといろいろと心配事が増えてくると思います。
ご紹介した事例をもとに、ママも赤ちゃんも過ごしやすいリビング空間を作ってみてくださいね。
今回は、赤ちゃん(5カ月~)の
- 部屋作りのポイント
- 部屋作りで気を付けること
- 2DKや1LDKでの過ごし方
を紹介しました。