参照元:http://赤ちゃん.jp.net/
夜寝る時、ふと赤ちゃんに目を向けると、
「あれ?また布団や毛布がはがれている・・・」
眠たい目をこすりながら、立ち上がって再度赤ちゃんに布団や毛布を掛けてあげる。
なんて事よくありませんか?
夜の寝返りが多くてすぐに布団からはみ出してしまうことってありますよね。
そこで気になるのが寝冷えです。
夜中や朝起きた時に赤ちゃんの手足が冷たいなんてことありますよね。
寝冷えして体調を崩してしまわないか?心配になりますよね。
寝冷えしないようにずっと赤ちゃんを気にして起きている訳にはいかないし、親も安心して夜はしっかり寝たいですよね。
そこで今回は赤ちゃんの寝冷えについて、
- 赤ちゃんの寝冷えとは?
- 赤ちゃんの寝冷えの原因は?
- 赤ちゃんの寝汗により起こる症状や病気は?
- 赤ちゃんの寝冷え対策グッズは?
4つに分けて紹介します。
項目に分けて記載していますので、
「赤ちゃんの寝冷えの原因だけ知りたい!」
という方は下記からジャンプできますよ。
赤ちゃんの寝冷えとは?
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それでは赤ちゃんの寝冷えとは、一体どのようなものなのでしょうか?
赤ちゃんの汗線は、大人と同じ数あると言われています。
また赤ちゃんを抱っこして分かるように、基礎体温は大人よりも高温でおよそ36℃~37.5℃くらいと言われています。
新陳代謝もよいことから赤ちゃんが汗をかくのは当然ですね。
大人でも手足を温めると寝入りが良いことってありますよね。
寝る前に体温が上昇するのは、通常の体の働きで赤ちゃんも同じように寝る時は体温が上昇します。
しかし寝る時に上昇した体温は寝ている間ずっと維持している訳ではありません。
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夜中から朝方には赤ちゃんの体温が低下していきます。
部屋が冷えていたり汗をかいていたりすると体温はさらに下がります。
特にもともと基礎体温の高い赤ちゃんが、寝る前に汗をかいて寝入るなどと言う事も多いと思います。
こうして寝ている間に、赤ちゃんの体が冷えてしまうことを「寝冷え」と言います。
赤ちゃんの場合は、自分で布団を掛け直したりできませんよね。
新生児期などでは、体温調整機能がうまく機能していません。
機能し始めるようになるのは、活発に動き始めるようになる生後8か月だと考えられています。
ハイハイなどが出来るようになってくると、体温調整機能が徐々に発達するので、2歳頃までは寝冷えしないように親がしっかり見てあげましょう。
赤ちゃんの寝冷えの原因は?
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赤ちゃんの寝冷えの原因としては、
- 体温機能の未熟さ
- 汗っかき
で体が冷えやすく、皮下脂肪が薄いので体温が逃げやすいなどが考えられます。
赤ちゃんは、体温調整機能が未発達です。
赤ちゃんが眠るときは、体温の上昇が起き、眠りに入ります。
しかし赤ちゃんは、そのまま汗をかいた状態で寝てしまうので、
- 布団
- 肌着
などでの体温調整が必要になります。
布団を一晩中かけている赤ちゃんは少ないと思うので、うまく肌着やスリーパーなどを利用すると良いでしょう。
夏場は、
- エアコン
- 扇風機
による冷えも寝冷えの原因になります。
赤ちゃんの最適温度は、夏場が26~28度くらいです。
暑いからと言って部屋を冷やしすぎずに、扇風機を併用しながら室内温度を注意してあげてください。
また赤ちゃんに、扇風機の風が直で当たってしまうと体温を下げてしまうので気を付けましょう。
冬場は、18~23度が最適温度と言われています。
冬場は暖房器具を使うことも多く、季節的に乾燥しやすい時期ですので湿度調整を行う必要があります。
約50~60%が快適な室内湿度です。
乾燥すると、
- 喉の痛み
- 肌のトラブル
にも繋がるので、赤ちゃんに最適な環境を作りましょう。
赤ちゃんの寝汗により起こる症状や病気は?
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赤ちゃんの寝汗により起こる症状や病気を紹介します。
赤ちゃんは基礎体温が高くて、基礎代謝も活発なことからよく汗をかきます。
寝汗で寝冷えがおきると以下の症状がみられます。
寝汗により起こる症状や病気:喉の痛みや咳
寝汗により起こる症状や病気は「喉の痛みや咳」です。
夜中から朝方の冷え込みの時間は、空気が乾燥している傾向にあります。
また季節の変わり目は少しの寝冷えで赤ちゃんが体調を崩したりすることがあります。
赤ちゃんの咳や喉の痛みは、
- 風邪
- 咽頭炎
などの様々な初期症状でもあるので悪化しないようにしましょう。
起床時に、
- 咳をする
- 離乳食などを食べない
など赤ちゃんの喉に、不快感がありそうな行為があれば気をつけてあげましょう。
呼吸器系や喘息の可能性がある赤ちゃんは注意が必要です。
寝汗により起こる症状や病気:鼻水
寝汗により起こる症状や病気は「鼻水」です。
昨夜は出てなかったのに、起床時から鼻水が出るようになっていたら寝冷えの可能性も考えてください。
鼻水が何日も出ていると、風邪に繋がったり中耳炎になったりしやすいのでこまめに鼻水をとってあげましょう。
明け方の気温変化や、寝汗で体が冷えてしまっていると鼻水が出やすいので、
- 体温の調整
- 冷え対策
をするようにしましょう。
寝汗により起こる症状や病気:発熱・悪寒
寝汗により起こる病気は「発熱・悪寒」です。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟です。
また寝ている間に寒気がしても、大人のように布団などで体温を調整する事が困難ですよね。
大人では起きたときに寝冷えしていて発熱をすることは少ないですが、赤ちゃんは体温調整がうまくできない分、寝冷えで発熱してしまうことがあります。
いつもより、
- 赤ちゃんが不機嫌な様子
- 赤ちゃんが寒がっている
- 赤ちゃんの顔色が悪い
などであれば体温を測ったりしてこまめに赤ちゃんを見てあげてください。
寝汗により起こる症状や病気:下痢
寝汗により起こる病気は「下痢」です。
赤ちゃんが寝ている間に、体が冷えてしまうと下痢症状を起こしやすくなります。
汗をかきやすい赤ちゃんはお腹がでてしまうと寝冷えしてしまいます。
赤ちゃんに発熱や嘔吐などの症状がなく、朝から下痢をしている場合は寝冷えの可能性も疑ってください。
ただし寝冷えによる下痢は、一時的なものが多いので長く続くようなら病院に行きましょう。
赤ちゃんの寝冷え対策グッズは?
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寝冷えの原因や、寝汗により起こりうる病気や症状はいかがでしたでしょうか?
ここでは冷え対策グッズである、
- スリーパー
- 腹巻
- 汗取りパット
- レッグウォーマー
などを紹介していきます。
赤ちゃんの寝冷え対策グッズ:「スリーパー」
赤ちゃんの寝冷え対策グッズは、「スリーパー」です。
こちらの商品は、
- 寝返りをして布団からはみ出してしまう
- 布団を蹴り飛ばしてしまう
などの赤ちゃんに最適です。
素材が色々あるので夏用は、
- ガーゼ
- コットン素材
で冬用は毛布素材などと季節に合わせて使用できます。
またスリーパーの丈も、
- 長め
- 短め
とあります。
ハイハイなど動けるようになってくると、動きやすいように短めの丈に変えていくと良いですね。
新生児期や低月齢の赤ちゃんなどは、
- よだれ
- 授乳
- 嘔吐
などで汚れてしまう機会が多いので、洗濯しやすく乾きやすい素材のものが便利ですね。
また替え用が一枚あると授乳中に汚れても安心できますね。
赤ちゃんの寝冷え対策グッズ:「腹巻」
赤ちゃんの寝冷え対策グッズは「腹巻」です。
寝ているときによく動く赤ちゃんですが、いつの間にかお腹が出てしまっていることって多いですよね。
そこでお腹を冷やさないように「腹巻」を使用します。
どんなに動いていてもお腹が出ることはないですし、おむつ替えがある赤ちゃんの場合でもわざわざ脱がさなくて良いのでとても便利です。
汗っかきな赤ちゃんは一晩で結構な汗をかきますし、おむつ漏れで汚れてしまったりするのでこちらも何枚か用意しておくといいでしょう。
赤ちゃんの寝冷え対策グッズ:「腹巻つきズボン」
赤ちゃんの寝冷え対策グッズは「腹巻つきズボン」です。
こちらは、
- スリーパー
- 腹巻
など嫌がってしまう赤ちゃんでも、締め付け感が少ない為着用してくれる場合があります。
お腹がでて寝冷えしないようにズボンのゴム部分が、腹巻のような素材になっています。
季節によって、
- 夏はステテコ素材
- 冬は厚手素材
またタオル生地でできている肌に優しいものもありますので、チェックしてみてはどうでしょうか?
赤ちゃんの寝冷え対策グッズ:「汗とりパット」
赤ちゃんの寝冷え対策グッズは「汗とりパット」です。
夜中などに汗で湿っている洋服が気になって、着替えさせたいと思ったことがあるでしょう。
そこで活躍するのが「汗取りパット」です。
入眠中に着替えをさせるのは大変だし起こしてしまうのは嫌ですよね。
この汗取りパットは背中と肌着の間に挟んでおけば赤ちゃんが汗をかいたときにすぐ汗取りパットだけを外せるという簡単で便利な品物です。
また夏場の日中にも同じように、肌と衣類の間に挟んでおけば汗取りパットが汗を吸い取って、それを外すだけで寝冷えがなくなるので安心です。
赤ちゃんの寝冷え対策グッズ:「レッグウォーマー」
赤ちゃんの寝冷え対策グッズは「レッグウォーマー」です。
こちらの商品は、大人のような厚い生地ではなく赤ちゃん用のものが売られています。
生地も季節によって薄手のものから揃います。
また可愛い柄や模様がたくさんあり、足首付近は太い血管が多く通っているので、足首を冷やさないようにすると冷え対策にもなります。
また足の裏は体温調整をしてくれているので、足首までのレッグウォーマーで、寝冷えをしないように工夫してあげるのもいいでしょう。
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あとがき
参照元:http://eminews.jp/
夏場のエアコンなどの冷風や、冬の寒い時期に体調を崩しやすい季節の変わり目など、赤ちゃんが寝汗による寝冷えをしないように気を使いたいものですね。
ここで紹介したグッズなどうまく利用して、赤ちゃんの寝冷え対策をして親子で夜をぐっすり眠れるといいですね。
今回は、赤ちゃんの寝冷えについて
- 赤ちゃんの寝冷えとは?
- 赤ちゃんの寝冷えの原因は?
- 赤ちゃんの寝汗により起こる症状や病気は?
- 赤ちゃんの寝冷え対策グッズは?
4つに分けて紹介しました。