参照元:http://happybaby-life.com/
新生児が生まれて初めての苦難の一つと言えば予防接種ですよね。
もちろん新米ママにとっても、初めての経験で不安がたくさんあると思います。
予防接種には、
- 定期接種
- 任意接種
があるのはご存知ですか?
またスケジュールやいつからなのか、予防接種の基礎知識を知りたいですよね。
そこで今回は新生児の予防接種の目安時期や接種のスケジュールや副作用について紹介していきます。
もくじ
何故、新生児に予防接種は必要なの?
そもそも何故新生児には予防接種が必要なのでしょうか?
その目的はVPD(ワクチンで防げる病気)の予防です。
特に新生児は、感染症に対する免疫が未発達の為、感染症にかかってしまうと重症化する恐れがあります。
また、重い後遺症が残ってしまったり、命に関わる場合があるので予防接種で、あらかじめ免疫をつけておく必要があります。
新生児の予防接種はいつから受けれるの?
続いて、新生児の予防接種はいつから接種すれば良いのか紹介していきます。
新生児の予防接種は生後2か月から接種できます。
実は、新生児が生後2か月になる前に接種できる予防接種もあります。
しかし、新生児が病気にかかるリスクや全体のスケジュールを考慮すると、生後2か月の誕生日以降に予防接種を開始することが一般的には望ましいようです。
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また、新生児は生後6か月までの間に、6~7種類のワクチン(接種回数は15回以上)を接種します。
接種する時期が遅くなると、毎週通院しなければいけなくなりママの負担も大きくなってしまいます。
パパといつから予防接種を開始するか?を事前に話し合った上で、生後2か月の誕生日からすぐに予防接種を開始するようにしましょう。
新生児の予防接種で定期接種と任意接種の違いは?
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新生児が予防接種を受けるにあたって、定期接種と任意接種という言葉が良く出てきます。
定期接種と任意接種の違いは、簡単に言えば法律上の区分の違いであり、個人の費用負担があるかないかという事になります。
新生児の予防接種で定期接種とは?
定期接種とは国や自治体が新生児に対して予防接種を勧めています。
経済的な負担が少なく、ほとんどの地域では無料で受けられる新生児の予防接種です。
万が一、接種後に後遺症が残ってしまい、ワクチンとの因果関係が認められれば国からの保証が出る仕組みになっています。
新生児の予防接種で任意接種とは?
任意接種とは、費用を自己負担して予防接種を受ける事です。
中には、予防接種の一部金額の負担をしてくれる自治体もあります。
新生児が任意接種を受けるかどうかは、言葉の通り勿論任意となります。
しかし任意接種だからといって、重要度が低いワクチンではないので、病院などでは接種することを基本的には勧められます。
新生児の任意接種は、病院によって費用が違うので、新生児の予防接種を受ける前に料金の下調べをしておく事をお勧めします。
任意接種費用の違いは、
- 仕入れ値
- 選定メーカー
- 成分
これらによって差が出てくるようです。
費用が安いからといって、成分が悪い訳ではなく、防腐剤の有無などによりますので得られる効果に違いはさほど変わりがありません。
新生児の予防接種のスケジュールは?
参照元:http://blog.sizen-kankyo.com/
新生児の予防接種に様々な種類がある事は前述でお伝えしてきました。
では実際どうやって新生児の予防接種の、スケジュールを組んでいけば良いのか詳しく紹介していきます。
新生児の予防接種のスケジュールを自分で組むのはとても大変な作業です。
実は、新生児の予防接種の中には、複数接種が出来ない接種があります。
一般的には、新生児の1か月検診の際に医師から予防接種における、
- 定期接種のスケジュール
- 任意接種の有無
について聞かれる事が一般的です。
検診の際に医師と密に話し合い、ママに負担の少ない新生児の予防接種のスケジュールを組み立ててもらいましょう。
一般的な新生児の予防接種スケージュールは、下記の通りなので、参考にしてみてください。
参照元:http://uehara-k-clinic.com/
1. 生後2か月の新生児の予防接種(ワクチンデビュー)
- B型肝炎(1回目)
- ロタウィルス(1回目)
- ヒブ(1回目)
- 小児肺炎球菌(1回目)
2. 生後3か月の新生児の予防接種
- B型肝炎(2回目)
- ロタウィルス(2回目)
- ヒブ(2回目)
- 小児肺炎球菌(2回目)
- 四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)(1回目)
3. 生後4か月の新生児の予防接種
- ロタウィルス(3回目)
- ヒブ(3回目)
- 小児肺炎球菌(3回目)
- 四種混合(2回目)
4. 生後5か月の新生児の予防接種
- 四種混合(3回目)
- BCG(四種混合の1週間後に受ける)
新生児の予防接種におけるワクチンの優先順位は?
新生児が受ける予防接種のワクチンには本当に沢山の数が存在します。
勿論どれも必要な物ばかりですが、
- 経済的
- 時間的
な制約があり、どうしても受ける予防接種が限られるという方は参考にして下さい。
- 百日咳(定期接種)
- 水疱瘡(任意接種)
- おたふく(任意接種)
- 重症になる恐れがある細菌性髄膜炎【ヒブ・肺炎球菌】(定期接種)
- 接種できる時期が限られているロタウィルス感染症【ロタ】(任意接種)
- 結核【BCG】(定期接種)
- 破傷風・ジフテリア(定期接種)
- ポリオ(定期接種)
上記になります。
くどいようですが、新生児にとってはどれも大切な予防接種なので、可能な限り定期接種・任意接種限らず接種するようにして下さいね。
新生児の予防接種の副作用は?
参照元:https://d3reun7bhr7fny.cloudfront.net/
新生児の予防接種で、副作用が怖いからと予防接種を先延ばしにする方がいます。
新生児の予防接種は免疫をつける為に、ウイルスを体に入れるので確かに副作用が絶対に出ない!とは言いきれません。
それでは、多くのママやパパが一番気になる新生児の予防接種の副作用について紹介していきます。
副作用の例の一部に、
- 熱が出る
- 赤い発疹ができる
- 新生児の接種部分が腫れる
- 新生児の接種部分にしこりができる
- 新生児の機嫌が悪くなる
この様な症状がでるととても心配になってしまいますよね。
参照元:http://p.mamastar.jp/
しかし新生児の予防接種後、これらの副作用は2~3日で自然治癒するので安心して下さいね。
また、ほとんどがこの程度の副作用なので、予防接種に行かずに病気になってしまうより、副作用を恐れず予防接種に新生児を連れて行くことをおすすめします
またごく稀に、副作用が重症化することもありますので、新生児が予防接種を受けた後に副作用の有無も含め、30分~1時間は病院で様子をみましょう。
もし万が一副作用が出てしまっても病院にいれば安心ですよね。
まだ心配だという方は、
- 生ワクチンなら約20日間
- 不活化ワクチンは24時間
何かいつもと変化がないかを、注意深く観察しててください。
いつもと様子が違う場合は、副作用が発生している可能性が考えられますので、すぐにお医者さんに相談しましょう。
新生児の予防接種の受け方は?
参照元:http://テレビ速報.jp/
新生児の予防接種のスケジュールが決まれば、あとは新生児の予防接種当日までにしておきたい事や気をつけたい事、準備物や持ち物を確認しておきましょう。
続いては、新生児の予防接種で事前準備や当日確認する事について詳しく紹介していきます。
新生児の予防接種当日までにしておくこと
新生児の予防接種の時期が近づくと、各自治体から新生児の予防接種についてのガイドブックが送られてきます。
まずは、そのガイドブックに目を通して、これから受ける新生児の予防接種についてしっかりと確認しておくことが大切です。
また、病院から予診票を渡されますので必要事項のチェックや、保護者のサインの記入をしておきましょう。
勿論、当日病院での記入も可能ですが、混雑が予想されたり、新生児を抱きながらの記入は大変なので自宅で事前の記入をおすすめします。
新生児の予防接種当日に確認すること
参照元:http://oyakudachi-johokan.com/
いよいよ新生児の予防接種当日になりました。
まずは、新生児の体調を確認しましょう。
- 機嫌
- 食欲
- うんちの様子
- 検温
上記の確認をする中でもし37.5度以上の微熱がある場合は、予防接種が受けられないので病院に予定変更を申し出ましょう。
新生児の予防接種当日の食事については、約30分前に済ませておく必要があります。
ワクチンによっては、口から接種するものがありその際に吐いてしまうと接種のやり直しになってしまう為です。
新生児の予防接種の当日の持ち物
- 母子手帳
- 問診票・接種券(定期接種時に必要になります。絶対に忘れずに!)
- 新生児の着替え
- おむつセット
- ガーゼ・ハンカチ
- 飲み物
- 赤ちゃんのお気に入りのおもちゃ
母子手帳・問診票はクリアファイルなどに1つにまとめておくと、当日出し入れが楽になりますよ。
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あとがき
参照元:https://vietnam.navi.com/
いかがだったでしょうか?
新生児の予防接種について少しは参考になりましたでしょうか?
ママやパパも初めてのことで、わからない事が多いかもしれません。
病院や自治体に相談しながら、受診するようにしてくださいね。
またママやパパが子供の頃に、お母さんやお父さんがどの予防接種を受けさせてくれたかを確認してみるのも一つでしょう。
今回は、新生児の予防接種の目安時期と接種のスケジュールや副作用について紹介しました。