参照元:http://josei-bigaku.jp/
子供が熱を出すとママやパパはびっくりしますよね。
そしてすぐに熱が下がる子供もいれば、中々熱が下がらない子供もいます。
熱が出ている子供を見ていると、
「本当にかわいそう・・・どうにかして熱を下げてあげたい・・・」
そう思ったことはありませんか?
そこで今回は、子供の熱について
- 子供の熱はなぜ出るの?
- 子供の熱の下げ方で効果的な方法は?
- 子供の熱がどうしても下がらない時の原因は?
3つに分けて紹介します。
子供の熱はなぜ出るの?
参照元http://yajibee.com/
子供が急に発熱。
しかし昨日まで元気だった子供が、どうして熱を出すのでしょうか?
ここでは、子供の熱は何故出るのかを紹介します。
子供の熱の理由1:「子供の身体にウィルスが入り込んだ」
参照元:http://mama-search.com/
子供の熱の理由は、「子供の体内にウィルスが入り込んだ」です。
子供の発熱の理由として一番多いのは、普段子供の身体の中には存在しないウィルスが入り込んだからです。
主なウィルスとしては、
- 風邪
- アデノウィルス
- ヘルパンギーナ
- ノロウィルス
- RSウィルス
等が挙げられます。
そのウィルスに身体が反応して、身体の外に追い出そうと一生懸命戦う免疫反応が子供の発熱として現れます。
子供の熱の理由2:「子供の体内に細菌が入り込んだ」
参照元:https://d3reun7bhr7fny.cloudfront.net/
子供の熱の理由は、「子供の体内に細菌が入り込んだ」です。
子供の発熱の原因として風邪のウィルス以外で主な理由は、
- インフルエンザ
- おたふくかぜ
- 水疱瘡
- 溶連菌
- マイコプラズマ
等が挙げられます。
細菌もウィルスと同様に熱に弱いため、細菌と戦うために身体が発熱して頑張っているんですね。
子供の熱の理由3:「ウィルスや細菌以外の病気」
参照元:https://d3reun7bhr7fny.cloudfront.net/
子供の熱の理由は、「ウィルスや細菌以外の病気」です。
ウィルスや細菌以外の病気で主なものは、
- 熱中症
- 脱水症状
- リウマチ
- 川崎病
等が挙げられます。
40℃以上の熱が続くようなら、必ず病院へ行って発熱の原因を探りましょう。
子供の熱の下げ方で効果的な方法は?
参照元:http://ほっとニュース.com/
それでは、実際に子供が発熱した時に自宅で出来る熱の下げ方を紹介します。
子供の熱の下げ方で効果的な方法1:「身体を冷やして熱を下げる」
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子供の熱の下げ方で効果的な方法は、「身体を冷やして熱を下げる」です。
子供が発熱したときに、一番最初に思い浮かぶものと言えば身体を冷やすことですよね。
子供の身体を冷やす部位は、
- 首の後ろ
- 脇の下
- 足の付け根
が効果的です。
子供の熱の下げ方で効果的な方法2:「たくさん水分をとる」
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子供の熱の下げ方で効果的な方法は「たくさん水分をとる」です。
子供が発熱している時は、身体も汗をかいたり、体の水分が蒸発したりしています。
そのためスプーン一杯でもいいので、水分をとるように心がけます。
たくさん水分をとることで、脱水症状を防ぎおしっこの回数を増やすことで、早く熱を下げることが出来ます。
ただし、おう吐等の症状がある時は、逆に苦しくなる場合があるので、かかりつけ医の指示に従うようにしてくださいね。
子供の熱の下げ方で効果的な方法3:「衣類の調節」
参照元:http://ほっとニュース.com/
子供の熱の下げ方で効果的な方法は、「衣類の調節」です。
子供が発熱したときまずは、熱が上がりきっているかどうかをしっかりと見る必要があります。
上がりきる前は、悪寒がしたり汗をかいたりはしません。
熱があるのに汗をかいていない時は、これからまだまだ熱が上がる証拠です。
あまり薄着にはさせずに、部屋の温度を保ち、衣類もいつもの服装+1枚程度羽織るようにします。
汗をかくようになったら、いつもの服装から一枚程度少なくして、寝ている時にかけるものを薄めにします。
そして、汗をかいたら身体が冷えすぎないように、こまめに着替えが大切です。
子供の熱の下げ方で効果的な方法4:「ツボを押す」
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子供の熱の下げ方で効果的な方法は「ツボを押す」です。
人間には様々な「ツボ」があり、押すところによって効果も変わってきます。
熱を下げるときに、効果的なツボが
- 大椎(だいつい)
- 曲池(きょくち)
- 十宣(じゅっせん)
と言われています。
大椎
参照元:http://www.yomeishu.co.jp/
首を前の方に倒したときに、大きく出っ張った骨の真下の窪みです。
頸椎の間にある狭いツボで、優しく刺激します。
曲池
参照元:http://korikiku.com/
腕を曲げて出来るシワの端っこで、押すと鈍い痛みを感じる所が曲池といわれるツボです。
熱を下げる効果だけではなく、
- 頭痛
- 便秘解消
にも良いと言われています。
十宣
参照元:http://www.kansai-kagaku.co.jp/
この十宣は手の指先にあるツボです。
- 熱を下げる効果
- 血圧を下げる効果
があります。
子供の熱がどうしても下がらない原因は?
参照元:https://d3reun7bhr7fny.cloudfront.net/
子供の熱が3日以上下がらないと、ママやパパも不安になりますよね。
もしかするとただの風邪では、ないのかもしれません。
子供の熱が3日以上下がらない原因と、なりやすい病気を15個ご紹介します。
熱がどうしても下がらない原因1:「突発性発疹」
参照元:http://3.bp.blogspot.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「突発性発疹」です。
この突発性発疹は、0歳~2歳位までの子供のほとんどがかかると言われています。
なんの前触れもなく40度近い熱が約2~3日続き、熱が下がった後にぽつぽつと、
- 顔
- お腹
- 手足
に発疹が出てきます。
子供の熱がどうしても下がらない原因2:「インフルエンザ」
参照元:http://putiya.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「インフルエンザ」です。
大人になってもよくきく、インフルエンザですが実は、
- 2歳
- 3歳
- 4歳
の子供が一番かかりやすい時期と言われています。
インフルエンザにかかると、2~5日間熱が下がらず、
- 食欲低下
- 倦怠感
- 疲労感
- 関節痛
- 筋肉痛
- 頭痛
等、様々な症状が出てきます。
インフルエンザが流行ってきたな。と思ったら早目の対処が必要となります。
熱が出たら無理せずに、すぐにかかりつけ医のところに行くようにしましょう。
子供の熱がどうしても下がらない原因3:「肺炎」
参照元:http://健康生活ブログ.jp/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「肺炎」です。
風邪をこじらせて長引いてしまうと、肺炎になってしまう可能性があります。
風邪のウィルスによる肺炎以外にも、
- 細菌による肺炎
- マイコプラズマによる肺炎
があります。
細菌による肺炎にかかると、
- 高熱
- 激しい咳
- 悪寒
- 食欲不振
等の症状が出ます。
子供の熱がどうしても下がらない原因4:「水疱瘡」
参照元:http://baby-koha.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「水疱瘡」です。
水疱瘡にかかりやすいのは、1歳~5歳の子供と言われています。
- 39℃前後の熱が2~3日続く
- おう吐
- 機嫌が悪い
- 赤い発疹が全身に出る
の症状が出ます。
この赤い発疹はかゆみを伴い、子供自身もとても辛く、感染力もとても高いので早目にかかりつけ医に受診して下さいね。
子供の熱がどうしても下がらない原因5:「川崎病」
参照元:http://mainichi.jpnews.info/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「川崎病」です。
川崎病はあまり耳にしたことのない、ママやパパもいらっしゃるかと思います。
この川崎病とは、「全身の血管に炎症が起こる病気」です。
- 38℃以上の熱が5日以上
- 目が真っ赤に充血する
- 赤い発疹が全身に出来る
- 唇や舌、手のひら、足の裏が赤くなる
- 首のリンパが腫れる
- 腹痛
- 下痢
- おう吐
等の症状が出ます。
川崎病と診断されたら、その後の怖い合併症状を防ぐために入院をして早期治療を行います。
いつもと何か様子が違うな!と感じたら、すぐにかかりつけ医に行きましょう。
子供の熱がどうしても下がらない原因6:「手足口病」
参照元:http://arigatoclinic.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「手足口病」です。
毎年夏になると流行するのが、
この手足口病です。
- 5歳以下にかかりやすい
- 38℃以上の熱が2~3日出る
- 手足・口内・背中・おしりに発疹が出来る
- 食欲低下
- おう吐
- 下痢
等の症状が出ます。
子供の熱がどうしても下がらない原因7:「ヘルパンギーナ」
参照元:http://herpangina-child.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「ヘルパンギーナ」です。
このヘルパンギーナは、夏の風邪の代名詞とも言われるくらい、6月から8月にかけて流行しやすく乳幼児から子供に多く見られる、ウィルス性の感染症です。
- 喉が痛く炎症が酷くなるとご飯も食べづらくなる
- 高熱が2~3日続く
- 口内炎、水疱瘡が出来る
- 倦怠感、関節の痛み
等の症状が出ます。
高熱で口の中が痛いと子供が、言い出したらヘルパンギーナを疑います。
感染力があるので、大人も素手で口内炎を触らないことや、マスクをして感染を防ぎましょう。
子供の熱がどうしても下がらない原因8:「プール熱(咽頭結膜熱)」
参照元:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「プール熱(咽頭結膜熱)」です。
この咽頭結膜炎も、夏に流行する夏風邪の一つです。
- 赤ちゃんから大人までかかる
- 6月から8月にかけて流行する
- プールを介して感染しやすい
- 40度近い熱が5日ほど続く
- 口内に炎症が起こる
- 目が充血、めやに、かゆみを伴う
等の症状があります。
プール熱にかかったら、感染力が強いため学校等は登校禁止になります。
熱が下がり、目の症状もなくなってから、2日後に登園・登校が可能になります。
咽に痛みを伴うため、
- 刺激のあるオレンジジュース
- カレー
- 辛いもの
等を控えて、
- のどごしの良い冷たい飲み物
- おかゆ
などを食べて過ごしましょう。
子供の熱がどうしても下がらない原因9:「RSウィルス感染症」
参照元:https://www.selfdoctor.net/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「RSウィルス感染症」です。
このRSウィルス感染症は、乳幼児にかかりやすい病気です。
別名を「乳幼児気道感染症」と言い、
- 冬から春にかけて流行する
- 風邪とよく似た症状ですが、
- 1歳未満の、乳幼児がかかった場合、
- 重症化するケースが多い
- 2歳までの子供の大半が一度はかかる
- 38℃~40度の熱が出る
- 喘息のようなひどい咳が出る
- 呼吸困難になりやすい
等の症状が出ます。
RSウィルス感染症になると、とにかく咳が酷く出て睡眠不足になりやすいです。
また寝ている時は、
- 枕の下にタオル等を敷いて頭の位置を高くする
- あまりにひどいようなら上体を起こす
- 少しずつ水を口に含ませる
等、少しでも咳が減って、寝やすい環境を整えましょう。
子供の熱がどうしても下がらない原因10:「麻疹(はしか)」
参照元:http://流行の病.net/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「麻疹」です。
この麻疹は処置が遅れると、命に関わる合併症状を引き起こす、可能性がある怖い病気の一つです。
- 38℃ほどの熱が出る
- 結膜炎になりやすい
- 口の中の頬の裏側に白いブツブツが出来る
- 乳幼児は、下痢や腹痛、嘔吐の症状も
- 一旦熱が落ち着き、再度39℃以上の、
- 熱が出る
- 全身に赤い発疹が出来る
- 赤い発疹が茶色に変色する
等の症状が出ます。
この麻疹も感染力が高いので、
- 飛沫感染
- 空気感染
- 接触感染
に気を付けます。
今は、
- 乳幼児
- 子供
のうちに、麻疹のワクチンを摂取できるので、ワクチン等のスケジュールをたて、麻疹にかからない準備をしましょう。
子供の熱がどうしても下がらない原因11:「風疹」
参照元:http://takeda-kenko.jp/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「風疹」です。
麻疹と並んで合併症に、気を付けたい病気がこの風疹です。
- 38度くらいの熱が出る
- 耳の後ろや後頭部に小指ほどの腫れ
- リンパ節が腫れ、押すと痛い
- 顔に発疹が出来る
- 咽の痛み、結膜炎になりやすい
- 小学校高学年以上でかかる
と重症化しやすく、合併症を起こす等の症状があります。
脱水症状にならないように、こまめに水分補給を促します。
風疹にかかると、学校や保育園等への、登校・登園禁止になります。
子供の熱がどうしても下がらない原因12:「髄膜炎」
参照元:https://www.asahicom.jp/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「髄膜炎」です。
この髄膜炎には、
- ウィルス性髄膜炎
- 細菌性髄膜炎
の二種類があります。
主な症状としては、
- 生後7カ月~9カ月に多く見られる
- おう吐、熱が出る
- 倦怠感等ぐったりしている
- 意識障害がある
- 首が硬い
- 1歳半未満の大泉門が腫れる
等の症状があります。
この髄膜炎は、脳を覆っている、
- 軟膜
- くも膜
- 硬膜
に炎症を起す病気で、早期発見が大事になります。
遅れると重症化して後遺症が残る、ケースもあるので、何かが違うとママやパパが感じたら一刻も早い対処が必要になります。
子供の熱がどうしても下がらない原因13:「おたふく風邪」
参照元:http://tsuublog.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「おたふく風邪」です。
おたふく風邪の正式名称は、「流行性耳下腺炎」と言います。
- 38℃以上の熱が出る
- 倦怠感、悪寒、頭痛
- 顔が腫れる(耳の下、顎の下)
- 晴れている箇所は触ると痛い
等の症状があります。
腫れが出ている時は、食事の際にも痛みを伴うので、刺激の強い食べ物は避けて、
- 野菜のスープ
- 柑橘系や味噌汁は避ける
- ゼリーやプリン
等、噛まなくても食べらる物を、食べるようにします。
このおたふく風邪も、感染力が強いため、学校や保育園等の登校・登園停止になります。
子供の熱がどうしても下がらない原因14:「溶連菌感染症」
参照元:http://食品機能.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「溶連菌感染症」です。
この溶連菌感染症の特徴としては、
- 冬、春から夏にかけて2回流行する
- 39℃の熱が出て咽が痛い、おう吐
- 溶連菌が完治するまで約2週間近くかかる
- 赤い発疹が出来、かゆみを伴う
- 舌に苺のようなブツブツが出来る
- 感染力が強く、大人や妊婦もかかる
等の症状があります。
感染力が高いため、こちらも登校・登園停止になります。
- 水分を十分に補うこと
- 咽に痛みがあるため、刺激物は避ける
- 発疹は温めると痒くなる
- かきむしらないように注意する
等に注意をして対処します。
子供の熱がどうしても下がらない原因15:「伝染性紅斑(りんご病)」
参照元:http://www.sakajyu.com/
子供の熱がどうしても下がらない原因は、「伝染性紅斑(りんご病)」です。
この伝染性紅斑の症状は、赤くくっきりとした発疹ができ、
- 顕著に表れる所が
- ほっぺ
- 背中
- お腹
- お尻
等にレース状の発疹が出来て、かゆみを伴います。
また、
- 38℃程度の熱が出る
- 倦怠感
- 筋肉痛
- 5歳から9歳が一番発症しやすい
- 0歳から4歳もかかりやすい
等の症状があります。
感染力があり、妊婦さんにかかってしまうと、流産の危険性があります。
身近に妊婦さんがいるときは特に注意したい病気です。
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あとがき
いかがでしたでしょうか?
子供の熱が下がらないと、ママやパパも心配になります。
風邪かな?と思っていても、実は違う病気の可能性もあるので、早目にかかりつけ医にかかるようにしましょう。
今回は、子供の熱について、
- 子供の熱はなぜ出るの?
- 子供の熱の下げ方で効果的な方法は?
- 子供の熱がどうしても下がらない時の原因は?
3つに分けて紹介しました。