ミトンは出産祝いのギフトや、出産する際に準備する物の一つとしてよく数えられます。
しかし、ママの間では、ミトンの使用には賛否両論が少なからずあるようです。
そこで今回は、
- 赤ちゃんのミトンの必要性
- ベビーミトンのメリットとデメリット
- おすすめのミトン
を、紹介していきます。
赤ちゃんがつけるミトンとは?
赤ちゃんがつけるミトンとは、簡単に言うと「赤ちゃん専用の手袋」のことです。
赤ちゃんは無意識に顔や髪など、自分の体をさわろうとします。
赤ちゃんの身体は、全て柔らかいのですが、手や足の爪もまだまだ柔らかく、触った所に傷ができやすい状態。
そのため、赤ちゃんが自分の顔などを引っかかないようにするのが目的です。
引っかいてしまっても傷ができず、予防できるようになっています。
赤ちゃんにミトンは必要?
それではこの赤ちゃんのミトンですが、本当に赤ちゃんに必要なのでしょうか?
ここでは赤ちゃんにミトンを付ける理由と、必要性について紹介します。
理由1:赤ちゃんは顔をすぐに引っかくから
赤ちゃんにミトンが必要な理由は、「赤ちゃんは顔をすぐに引っかくから」です。
多くの赤ちゃんは、肌のバリア機能が弱く、さまざまな原因で顔などに湿疹ができてしまいます。
乳児湿疹といっても、
- カサカサしているもの
- ジュクジュクしたもの
など、症状は異なりますが、湿疹が出ている所はかゆみを伴います。
かゆい箇所があると、大人も同じで無意識にそこに手がいってしまいますよね。
赤ちゃんは、力の加減が分からないので、顔を力いっぱい引っかいて、前述したように傷を作ってしまう、可能性があります。
その傷を防ぐためにミトンを使用します。
理由2:薬を舐めないため
赤ちゃんにミトンが必要な理由は、「薬を舐めないため」です。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎には、炎症を抑えるためや、傷が早く治るように塗り薬を処方されることもあります。
その薬を塗った箇所を手で触った後、その手を口に入れてしまうと薬も一緒に口の中に入ってしまうことになります。
中には、乳幼児の口の中に入れてはいけないものもあるので、そのための予防のためでもあります。
理由3:冷えすぎないため
赤ちゃんにミトンが必要な理由は「冷えすぎないため」です。
赤ちゃんは自分で体温調節することがまだまだ難しい年齢なので、冬の寒い時期には毛糸で編んだミトンが赤ちゃんの手を優しく守ってくれます。
赤ちゃんのミトンのメリットとデメリットは?
赤ちゃんを守るミトンですが、赤ちゃんのミトンのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
メリット1:赤ちゃんの肌を守る
赤ちゃんが自分で、顔を引っかいて傷つけてしまうことを、守ってくれる役目があります。
メリット2:できてしまった傷の悪化を防ぐ
赤ちゃんは肌のバリア機能は弱いですが、自分での治癒能力は高く、きちんとケアをすれば、2~3日で治ることがほとんど。
しかし、その傷口を赤ちゃんが触ってしまうことで、より悪化させてしまうケースが多いのです。
ミトンをすることで、傷口に直接触れずに治りを早められます。
それでは、次に赤ちゃんのミトンのデメリットご紹介します。
デメリット
デメリット1:指しゃぶりができない
赤ちゃんは見るものすべてが初めてのもの。
その初めて見るものの中には、自分の指も含まれます。
赤ちゃんは初めて見るものを、どういったものなのか?を確認するために、まずは口に入れて確認します。
その第一段階としてあるのが指しゃぶり。
ミトンを付けていることにより、その指しゃぶりができなくなり、赤ちゃんの大事な発達過程を制限してしまうことになります。
デメリット2:赤ちゃんの体温調節の妨げ
赤ちゃんは前述したように、自分での体温調節がまだまだ難しい時期にあります。
夏場の暑い時になると、赤ちゃんは手足から熱を放出して身体を冷ましています。
赤ちゃんがミトンを付けていると、中で手や足が蒸れてしまい、熱の放出が難しくなりますよね。
大人でも夏に手袋をしていると暑くなってくるのと同じで、汗かきの赤ちゃんは特に蒸れやすい状態にあります。
夏はもちろん、冬でもお家の中の部屋にいるときは、手足が冷たくてもお腹や背中が暖かければ手足を温める必要はないと言われています。
デメリット3:事故が起きる可能性がある
ここでは実際に起こったミトンの事故の一例を紹介します。
事故のケース1:指を切断
赤ちゃんのミトンは赤ちゃんの肌を思って、柔らかい素材でできているものが多く販売されています。
何回か洗濯をするうちに、ほつれが出てくる場合があります。
そのほつれや毛糸の端が赤ちゃんの柔らかくて細い手に、巻き付いて指先が壊死してしまい、指を切断したという事故。
事故のケース2:死亡事故
ママが目を離したすきにミトンが外れてしまって、ミトンが赤ちゃんの口と鼻を覆い、赤ちゃんが呼吸しにくくなり、窒息してしまった事故。
他にも小さい事故から命に関わる事故が報告されているため、ミトンを着用している時も赤ちゃんから目を離さないことが大事ですね。
デメリット4:こまめに洗濯をする必要がある
赤ちゃんはなんでも口に入れて、物の形状を確かめるのですが、指しゃぶりと同様、ミトンをしていても、ミトンごと口に入れてしまいがちです。
よだれが付いたままのミトンは汚れや菌が着きやすく、放置していると菌が増殖してしまう可能性があるので、こまめに洗濯をしなくてはいけません。
赤ちゃんのミトンでおすすめは?
それでは実際にママやパパにおすすめの赤ちゃんのミトンを紹介します。
オーガニックコットン ベビーミトン
「オーガニックコットンベビーミトン」は、高品質のオーガニックコットンで肌触りも抜群。
赤ちゃんのお口に入ってもママやパパは安心です。
真っ白なミトンは汚れが目立ってしまいますが、こちらは優しい生成りの生地とボーダー柄で、使い続けていても汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイントです。
ベビーモコモコ タオルミトン
「ベビーモコモコ タオルミトン」は肌触りが良く、大人からも大人気な「今治タオル」を使用したタオル生地のミトンです。
優しくふわふわとした、肌触りで敏感肌にもおすすめです。
オーガニックミトン
「オーガニックミトン」は肌触りの良いオーガニックコットンを使用したパイル生地のベビーミトン。
男の子と女の子で違った柄が選べて、ワンポイントがとても可愛い一着です。
無添加ガーゼミトン
口に入れても安全な「無添加ガーゼミトン」。
このミトンの特徴は、
- 赤ちゃんが舐めても安全なエコテックス規格「Class I」認証
- 二枚仕立てで吸汗・速乾性に優れる
ちくちく・カサカサせず、柔らかい優しい肌触りで、毛羽付かない仕様も安心ですね!
関連記事
あとがき
いかがでしたでしょうか?
メリットやデメリットも紹介しましたが、やはり赤ちゃんをよく観察しておくことがとても大事です。
赤ちゃんの肌と発達をよく見て、赤ちゃんが快適に過ごせるように、ミトンを選んで見つけてみてくださいね。
今回は、
- 赤ちゃんのミトンの必要性
- ベビーミトンのメリットとデメリット
- おすすめのミトン
紹介しました。