赤ちゃんの夜泣きが続くと、夜ゆっくり寝ることが出来ないママ・パパにとっては、
- 体力
- 気力
- 精神力
とても辛いですよね。
今回は、赤ちゃんが夜泣きをする理由と、寝言泣きとの違い、夜泣きがひどい時の対策・時期について紹介します。
もくじ
赤ちゃんが夜泣きをする理由は?
参照元:https://highlife.xyz
生後まもなくの赤ちゃんは、寝て・起きての繰り返しの為、昼夜の区別がありません。
赤ちゃんの夜泣きが始まるのは個人差が有りますが、一般的には赤ちゃんの体内時計の機能が少しずつ備わってくる生後5〜6カ月頃からだと言われています。
実は赤ちゃんの夜泣きには、はっきりとした明確な理由はいまだ解明されていません。
しかし赤ちゃんが夜泣きしてしまう理由はいくつか考えられるので、その理由をご紹介します。
1.赤ちゃんが夜泣きをする代表的な理由
赤ちゃんが夜泣きをするには、
- お腹を空かせている。
- おむつがぬれている。
- 布団の中の温度が快適ではない。
これらの欲求や不快感が主な理由と考えられています。
2.暗闇で寝る事が不安で赤ちゃんが夜泣きをする
目をつぶると暗い世界が広がりますよね。
大人になるとその空間が心地よく感じる時もありますが、赤ちゃんにとって暗い世界は恐怖と感じてしまいます。
いつもママやパパと一緒にいるのに、いきなり一人になってしまうと不安が広がります。
赤ちゃんは、『もしかしてもうママやパパに会えないのではないか?』と、不安になり夜泣きをしてしまいます。
3.興奮により赤ちゃんが夜泣きをする
今日一日、赤ちゃんに新しい事や楽しいことが沢山あり、まだ興奮冷めやらぬうちにお布団に入ってしまったケースです。
赤ちゃんは眠たいのに心身が興奮状態にあり、上手く寝付けず、これが赤ちゃんの夜泣きに繋がります。
ママやパパの中には、「テスト勉強は寝る前にすると頭に入る」と聞いたことがある人も多いと思います。
これと同じように、赤ちゃんも今日あった出来事を、寝ている間に頭の中で整理をします。
その為、眠った後も夢の中で同じ体験をして、びっくりして赤ちゃんが夜泣きする事が考えられます。
4.夜以外に寝すぎた事で赤ちゃんが夜泣きをする
赤ちゃんが、
- 朝遅くまで寝る
- お昼寝の時間が長い
- 夕方から寝る
これらのケースになると夜に寝付けずに、赤ちゃんは夜泣きをしてしまいます。
5.運動不足で赤ちゃんが夜泣きをする
赤ちゃんが日中に、
- 身体を動かす
- 良く遊ぶ
これらが不足すると『まだまだ動き足りない!』や、『遊び足りない!』と、思う様になり夜泣きに繋がります。
夜泣きと寝言泣きの違い
「夜泣き」という言葉はママ・パパの誰もが知っていると思いますが、「寝言泣き」という言葉は知らない方もいると思います。
しかし夜泣きの対策をする上で、実は寝言泣きについても知っておくことは凄く重要なことなのです。
簡単に言うと、夜寝静まってから、何らかの理由で起きて泣き出すのが夜泣き。寝たまま泣くのが寝言泣きです。
『ん?寝たまま?』
そう。赤ちゃんは寝たままの状態でも泣くことがあるのです。泣いてても起きてはおらず寝ているのです。
大人で言うと、夢を見て寝言を話しているだけなのですが、赤ちゃんは言葉が話せないので『泣く』と言う行為になってしまうだけなんですね。
その為、赤ちゃんが泣きだしても、心配だとは思いますがすぐに抱き起こしたり、オムツを替えたり、授乳したりといったことはせずにまずは見守りましょう。
誤って起こしてしまうと睡眠のリズムが狂い、それによって逆に夜泣きがひどくなってしまうこともあります。
これは寝言泣きなのか?の、見分け方としては、赤ちゃんが寝静まってから30分〜1時間以内ほどですぐ泣き出すようであれば、寝言泣きである可能性があるので注意して下さい。
赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで?
参照元;https://hoplus.jp
続いては、赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで、なんでしょうか?
赤ちゃんの夜泣きは、始まるのが早い赤ちゃんで、生後5か月ごろから始まり、おおよそ1歳〜1歳半にかけて夜泣きは無くなります。
一般的な赤ちゃんの夜泣きの波は、
- 5~6カ月頃
- 8~9カ月頃
- 1歳前後
これらの時期だと言われています。
勿論、赤ちゃんによっても個人差があり、夜泣きが無い赤ちゃんもいますし、1歳半を過ぎても夜泣きがおさまらない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが泣き止まない場合は、病気の可能性がある?
参照元:https://www.lion-dent-health.or.jp
赤ちゃんが泣き止まない場合は、病気や体の異常の可能性も考えられます。
様々な方法を試しても赤ちゃんの夜泣きがひどく、激しく泣き続け泣き止まない場合には、赤ちゃんが何らかの身体の異変を訴えている可能性もあります。
万が一の場合に備えて、近くで夜間でも受診してもらえる病院を確認しておきましょう。
ここでは代表的な症状をいくつか紹介しておきますね。
1.発熱による赤ちゃんが泣き止まない場合
赤ちゃんに熱はないでしょうか?
38℃を超えるようなら、救急病院等で夜中でもすぐに診察してもらう事をオススメします。
もしも、まだ赤ちゃん用の体温系を用意していないのであれば早急に準備をしておきましょう。
赤ちゃん用の体温計は大人の体温計とは違い約2秒で体温を計れます。
耳だけで無く、おでこでも検温が可能なので、ぐずってジッとしていられない赤ちゃんでも安心して計ることが出来ます。
2.嘔吐による赤ちゃんが泣き止まない場合
赤ちゃんが嘔吐はしていませんか?
もし布団や衣服が汚れてしまっていたら、すぐに取り換えてあげて下さい。
そして、縦抱きをして様子をみましょう。
3.顔色や唇の色がいつもと違う事による、赤ちゃんが泣き止まない場合
赤ちゃんの夜泣きがひどいと、体力が消耗してしまい、酸欠を引き起こす事があります。
様子を見ておさまる様なら大丈夫ですが、赤ちゃんの呼吸が長時間荒いようなら、小児科で受診をしましょう!
4.ずっと機嫌が悪い事による、赤ちゃんが泣き止まない場合
ずっと赤ちゃんの機嫌が悪い時は、
- お腹が痛い
- 熱っぽい
- 身体がだるい
等々、これから赤ちゃんの体調が悪くなってくる可能性が高いです。
5.泣きながら耳を触る事による、赤ちゃんが泣き止まない場合
泣きながら耳を触る場合は、赤ちゃんが中耳炎になっている可能性が考えられます。
耳がとても痛くなり、発熱を伴う事があります。
なるべく早く耳鼻科、もしくは夜間病院で診てもらいましょう。
赤ちゃんの夜泣きがひどい時の対策は?
参照元:http://idea2015.org/
赤ちゃんの夜泣きがひどいと、ママもパパも次の日がとてもつらいですよね。
そんなママとパパに、赤ちゃんのひどい夜泣きを、短時間で終わらせる対策を紹介します!
対策①:甘えさせる
夜泣きをしない環境を整えているのにも関わらず、赤ちゃんがひどい夜泣きをしているのなら、それは暗い中で赤ちゃんが不安になっている可能性が高いです。
そんな時の対策は赤ちゃんを抱っこして、
- 肌と肌を触れ合わせる
- 鼻歌を唄う
- 赤ちゃんの背中をトントン
これらを試してみて下さい。
もう1つの対策は、体力があるようでしたら赤ちゃんを抱っこして、スクワットをしてみることもオススメですよ。
対策②:授乳やミルクをあげる
この対策はほとんどのママが、試したことがあると思います。
母乳で育てている赤ちゃんは、
- お腹が満たされる
- ママに直接触れ合うことができる
- 口も寂しくなくなる
心から安心して寝付くことが出来ます。
対策③:音楽を流す
赤ちゃんのひどい夜泣きを止めるためのアプリが無料で配信されています。
また、YouTubeで『赤ちゃん 夜泣き 音楽』と、検索すると沢山ヒットしますので、ぜひ試してみて下さい。
意外と効果的な対策になりますよ。
あまり大きな音を出すと赤ちゃんは、
- びっくりする
- 夜泣きがひどくなる
- 興奮する
- 目が覚める
これらの可能性があるので、あくまでも赤ちゃんが落ち着く音楽を選び、音量を調整してみてください!
対策④:夜泣き専用のアロマを利用する
赤ちゃんを寝かしつける為に音楽が流れるぬいぐるみや絵本を読んであげるなど、既に対策をしているママ・パパも多いかとは思いますが、最近の人気なのが夜泣き専用のアロマオイルです。
『赤ちゃんにアロマオイルって大丈夫なの?』
『アロマオイルで本当に夜泣きが無くなるの?』
やはり気になるのは赤ちゃんに何か害は無いのか?本当に効果はあるのか?ですよね。
こちらのベビースリープは天然植物成分100%のエッセンシャルオイルを使用している為、赤ちゃんにも安心して利用ができますよ。
また、嗅覚は感情脳とも言われる大脳辺縁系へアプローチが出来る為、安らかな香りによって安眠効果が期待出来るのです。
対策⑤:思い切って部屋を出る
赤ちゃんの夜泣きがひどい時は、『環境を変えてみる』のも一つの対策として良い手段ですよ。
布団から出て赤ちゃんに、
- 外の空気を吸う
- 違う景色を見せる
- 環境を変える
これらでひどい夜泣きが終わり、その後ふっと寝てしまう事もあります。
対策⑥:ママやパパが苛々しない
実はこれが一番心がけてほしい事かもしれません。
赤ちゃんはママとパパの感情にとても敏感に反応します。
苛々していることが伝わると、余計に赤ちゃんのひどい夜泣きに繋がります。
我が家では、
- 笑顔で顔を見つめる
- 背中やお尻を優しくトントンしてあげる
これらは夜泣きが止まる最適な対策でした。
夜泣きの時期を乗り越えるのは決して容易なことではありません。
一人で完璧にこなそうとはせず、パパに状況をしっかり伝え、パパにできることを協力してもらいましょう。
『何をしたら良いのか分からない』、『自分に出来ることは無い』と思っているパパは意外と多いものですよ。
しんどいのはママやパパだけではなく、寝たいのに上手く寝ることができない赤ちゃんも同じです。
簡単なことでは無いですが、今回の対策を何よりも大切な愛情を持って是非実践してみて下さい。
(関連記事)
- 赤ちゃんの泣き声の聞き分け方は?うるさい時の対処方法を紹介!
- 赤ちゃんに最適な室温や湿度は?夏や冬の過ごしやすい方法を紹介!
- 赤ちゃんのうんちの色で体調を判断!緑や白などの色で健康状態を紹介!
- 赤ちゃんのゲップ(げっぷ)がでない!出し方のコツや出ない時の対処法を紹介!
- 赤ちゃんと夏のお出かけ!ミルクなどの持ち物を紹介!
- 新生児のおくるみはいつまで?巻き方や注意点も紹介!
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんが夜泣きをする理由と、夜泣きと寝言泣きの違い、夜泣きの時期・対策は参考になりましたか?
勿論、赤ちゃんの夜泣きにも個人差があり、ひどい夜泣きも一つの個性です。
体調が普段と変わらず泣いていても元気そうならママやパパ自らが
- 過度に心配しない
- 苛々したりしない
- いつか終わりが来ると思う
これらを意識する事が大切です。
一生に一度の赤ちゃんの夜泣きだし、『今だけなんだから!』と割り切って、
大変ですが向き合っていきましょうね!
今回は、赤ちゃんが夜泣きをする理由と、夜泣きがひどい時の対策を紹介しました。