『赤ちゃんのお風呂はどういう入れ方が正しいんだろう…?』
『お風呂入れる時の注意は?何に気をつけたら良い…?』
『みんな1人でどうやってお風呂に入れてるんだろう…?』
出産後、赤ちゃんの1ヶ月検診が終わって、母子ともに問題なければ、ようやく家族一緒にお風呂に入る事ができます。
出産して退院後〜1ヶ月までの間は、赤ちゃんの抵抗力が未熟(切ったおへそがまだ乾いておらず、そこから雑菌が入ってしまう)なのと、ママも産褥期(さんじょくき=出産後の母体の回復期間)なので、お風呂デビューは控えましょう。
赤ちゃんは引き続き沐浴、ママはシャワー浴ですね。
1ヶ月検診で母子ともにお医者さんのOKが出れば、いざお風呂デビューです!
ただ、初めてのことで、手順や気をつけないといけないことなど何も分からないですよね。
自分と赤ちゃんの体を洗ったり、拭いたり、着替えたり。。
赤ちゃんをお風呂に入れることは、ずっと気が抜けずハードなものですが、事前に準備をしっかりしておけば、親子の良いスキンシップの時間になります。
しっかり予備知識をつけて準備し、いざ本番で慌てないようにしましょう。
今回は、赤ちゃんのお風呂の入れ方は?温度や時間帯、1人での入れ方も紹介します。
赤ちゃんをお風呂に入れる最適な時間帯は?
まずは赤ちゃんをお風呂に入れるのに最適な時間から紹介します。
まず前提として知っておいて欲しいことは、「絶対にこの時間が良い!」と定義できるものではないということです。
ただし、こうした方が良いというポイントが2点ありますので、ぜひ参考にしてみてください。
夜に眠る1〜2時間前:赤ちゃんをお風呂に入れる時間のポイント①
まず一つ目のポイントとしては、夜に眠る1〜2時間前にお風呂に入れることです。
これは大人にも共通することですが、寝つきをよくするのに効果的なためです。
お風呂に入ることによって上昇した体温が、1〜2時間かけて徐々に下がっていくことで眠気のスイッチが入ります。
実際多くの先輩ママたちも18時〜20時までにはお風呂に入れて、20時〜遅くても22時までには寝かしつけているご家庭が多数です。
夜なかなか眠れない赤ちゃんなら、このポイントを意識して入浴時間を変えて見ると眠りに入りやすくなるかもしれません。
毎日決まった時間に:赤ちゃんをお風呂に入れる時間のポイント②
生後1ヶ月を過ぎると意識しないといけないのが、睡眠を含めた生活リズムを身につけることです。
そのためにも、毎日同じ時間帯にお風呂に入れる事は赤ちゃんにとって重要なことになってきます。
寝る時間→お風呂の時間→食事の時間と、逆算してスケジュールを組みましょう。
嘔吐を避けるために、授乳や離乳食など、食事の後は少なくとも30分以上は時間を空けてから入浴するようにして下さい。
例えば毎日22時に寝かしつけたいのであれば、
→お風呂は19:30から入れて、20時ぐらいに上がってくるように
→晩ご飯は遅くても19時には食べ終わるように。
このように逆算していくと、毎日の準備から片付けまでの家事、お出かけした時は何時までに帰ってきた方が良いか??など、ある程度大まかなスケジュールが見えてきます。
これは理想のかたちではありますが、もちろん現実問題としてお仕事などを含めた各家庭の状況によって、物理的に出来る・出来ないは出てくると思います。
今おかれている状況から出来るだけ理想へ近づけていけるように、ご家族や周囲の協力を仰ぎ、工夫しながら、無理のない生活リズムで行いましょう。
一般的に、お風呂デビューしてから生後6ヶ月までの赤ちゃんは1番風呂が推奨されています。
理由はシンプルで、湯船が一番キレイな状態だからですよね。
抵抗力が弱い赤ちゃんにとって、雑菌が繁殖しやすい水回りの環境下は常に清潔を保つことが重要になってきます。
少し勿体ないと感じるご家庭もあるかもしれませんが、湯船のお湯は毎日交換し、お風呂掃除も毎日行いましょう。
しかしながら、最近では2番風呂の方が良いという説も有ります。
理由としては、1番風呂は水道水を消毒するための塩素の濃度が一番濃いためです。
もちろん赤ちゃんの人体に影響を与えてしまうほどのものではないので、気にする人は気にするといった程度の認識で問題はなさそうです。
2番風呂にする場合、1番に入浴する方は体をしっかり洗ってから入浴するようにしましょう。
赤ちゃんのお風呂の入れ方は?
続いては実際に赤ちゃんのお風呂の入れ方について紹介します。
汗っかきで新陳代謝の良い赤ちゃんを清潔に保つには、やはり毎日お風呂に入れてあげるのが理想です。
赤ちゃんが、「お風呂は楽しいな〜、気持ちいいなぁ〜」と、お風呂を好きになるかどうかは「準備と段取り」次第です。
今回はパパの帰宅が遅く、ママが1人でお風呂に入れないといけない場合の手順を紹介します。
パパや周囲に助けを借りることが出来るママは役割分担して協力してもらって下さいね。
お風呂上がりの準備をしておく:赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順①
参照元:http://kobayashike.com/
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順の1番目は、お風呂からあがった後の準備です。
特に冬場はこの段取りを怠ってしまうと、赤ちゃんもママも湯冷めしてしまう危険性が出てくるので、お風呂に入る前に忘れ物が無いかしっかりチェックしましょう。
- 着替え(※冬季で肌着と上着と2枚以上になる場合は、袖などをあらかじめ通して重ねて置いておく)
- オムツ
- 赤ちゃんを寝かせるもの(クッションマット、厚手のバスタオル、バウンサー、クーファン等、寝かせても痛くなくて濡れても大丈夫なものならなんでも)
- バスタオル(体を拭く用)
- ベビー用のスキンケア用品
これらを脱衣所にセッティングする所からがスタートです。
冬場の寒さ対策としては…
- 浴室:シャワーをあらかじめ出しておいて浴室を温めておく
- 脱衣所:赤ちゃんが危なく無いように、出来ればヒーターや暖房、ストーブなどを軽くつけておく
- ママ用のバスローブがあると便利
赤ちゃんもママも風邪を引かないように気をつけて下さいね!
ママから洗う:赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順②
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順の2番目は、ママから洗うです。
この時大きく2つに分かれるポイントは、赤ちゃんをお風呂の中で待機させるか、脱衣所で待機させるか?です。
これは浴室の広さ次第になってきます。
お風呂の中で待機させる場合
赤ちゃんをバスチェアやバスマットに寝かせ、先にママが手早く身体を洗います。
冬場はちょくちょくお湯をかけてあげて下さいね。
脱衣所で待機させる場合
赤ちゃんをおむつだけはいている状態で、バウンサーやベビーチェアに寝かせておきましょう。
ここでも冬場に関しては、バスタオルやタオルケット、毛布などをかけてあげたりして防寒対策を忘れずに。
そしてママが体を洗っているあいだは、必ず扉を少し開けて、いつでも赤ちゃんの様子を見られるようにしておいて下さい。
ママが見えなくなると不安になってグズり出すのを防ぐためと、万が一何かあった時に対応出来るようにするためですね。
赤ちゃんを洗う:赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順③
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順の3番目は、赤ちゃんを洗うです。
ママの両膝の上に赤ちゃんを横抱きにして洗ってあげましょう。
赤ちゃんの洗い方や順番は、沐浴時と同じで大丈夫です。
首、脇、足のシワは変わらず汚れがたまりやすいポイントなので、優しくもしっかり洗ってあげて下さいね。
まずは体の前面を上から下に
頭→顔→胸→お腹→足→性器。
前面が終わったら、片膝と片手でしっかり支えながらひっくり返して、背中→お尻と洗っていきます。
うつ伏せが苦手な赤ちゃんの場合は、仰向けのままママの手を脇から下に回して洗ってあげても大丈夫です。
また、背面を洗う際に万が一滑って落下させてしまうのが怖ければ、お尻が冷たく痛くならないようにバスマットを敷いて床に直接座るか、膝にタオル敷いて抱っこすると安定しますよ。
湯船に一緒に入る:赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順④
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順の4番目は、湯船に一緒に入るです。
ママも赤ちゃんも身体を洗う事が終わったら、一緒に湯船に入ります。
赤ちゃんは大きな湯船にも驚いてしまうので、ゆっくり入れてあげて下さいね。
抱っこしながらママが先に湯船に腰掛けて、向かい合う形でギュッと抱っこしてあげましょう。
裸で密着するので、スキンシップにはとても最適な時間です。
まだまだ体力の無い赤ちゃんにとって、お風呂は体への負担が大きいので、湯船に浸かる時間は2〜3分程度で十分です。
洗う時間と浸かる時間の合計は10分~15以内を目安にして下さい。
お風呂の温度について
湯船の温度に関してですが、もちろん高過ぎるとのぼせてしまうリスク、低過ぎると風邪を引いてしまうリスクがそれぞれ高くなってしまいます。
夏:38度前後
冬:40度前後
今は追い焚き機能付きのご家庭が多いと思いますが、もし無ければ沐浴時に使用していた湯温計で温度はしっかり見てあげて下さい。
赤ちゃんがしっかり温まっているか温まっていないかを確認する目安として、赤ちゃんは皮膚がまだ薄いので、体温が上がってくるとほっぺたが赤くなってきます。
あまり長時間ほっぺが赤い状態が続くとのぼせてしまいますし、あまり赤くなっていないのであれば十分に体が温まっていない可能性があるので、その場合は湯温を微調整してあげましょう。
着替え:赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順⑤
赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順の5番目は、着替えです。
手順の①で、準備しておいたバスタオルでまずは赤ちゃんの身体を拭き、保湿・スキンケアをします。
そして赤ちゃんにおむつをつけ、肌着・上着を着せていきます。
しかし夏場でも冬場でも、お風呂上がりはママも裸で濡れた状態です。
冬場は赤ちゃんを冷やさないために、服を全てを着せる行程まで行ってから、ママの体を拭いていった方が良いです。
冬以外の時期に関しては、オムツを履かせた後にママの体を拭くといったように時期によって変えると良いでしょう。
ママ用にバスローブやガウンなどを用意しておけば、先にサッと羽織れて拭けるので、一着は持っておくとかなり便利ですよ。
ママにおすすめのバスローブ
おすすめのバスローブ①
こちら大変多くのママに人気のバスローブです。
このバスローブが人気の理由は
- 羽織りやすさ
- 肌触りの良さ
- 軽さ
- 吸水性
- 速乾性
- オシャレでカラーも4タイプから選択可能
と、ママがバスローブに求める要素を全て網羅している点です。
実際、1,224件もの口コミ投稿数があるにも関わらず、評価は4.31(※2019年4月時点)と、その満足度の高さが伺えます。
また、サイズは女性用でフリーサイズのみですが、173㎝ぐらいまでの男性なら着用可能なので、たまには旦那さんにお風呂は任せて夜までお出かけしちゃうことも出来ますよ♪
おすすめのバスローブ②
こちらのバスローブも速乾・軽量で非常に人気のバスローブです。
S・M・Lの3サイズ展開と花柄・無地合わせて6種類から好きなデザインとカラーをチョイス出来ます。
実際の利用者の評価も口コミ投稿1,062件に対して、4.43と、驚異の高評価を叩き出しております。
毎日使うことを考えると、乾きやすさは非常に重要なポイントなので、買って損はしないおすすめのバスローブですよ。
水分補給:赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順⑥
最後になります、赤ちゃんを1人でお風呂に入れる手順6番目は、水分補給です。
赤ちゃんはお風呂で汗をかいているので、水分不足にならないようにたっぷりミルクや授乳をしてあげたり、ベビー用の飲み物で水分補給をしてあげてください。
もちろんママ・パパ自身の水分補給も忘れずに。
補足:退院直後~1ヵ月の赤ちゃんのお風呂の入れ方
参照元:https://www.24028.jp/
退院直後〜生後1ヶ月までの赤ちゃんは抵抗力が弱いので、色々な菌に感染する危険があります。
そのため、お風呂は個別のベビーバスで行います。
産院や病院で沐浴(もくよく)体験や、プレパパ教室で赤ちゃんのお風呂の入れ方を学んだ方もいるとは思います。
お人形と生身の赤ちゃんとでは全く違いますが、落ち着いて沐浴してあげましょう。
赤ちゃんは羊水の中にいたので、意外と水には慣れています。
下記にてベビーバスで赤ちゃんを、お風呂に入れる人気の動画を紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね。
ベビーバスは、
- プラスチック製
- エアー製
と、色々売られていますが、1ヶ月のみしか使わないことが多いのでレンタルする方もいらっしゃいます。
プラスチック製の人気のベビーバス
こちらはプラスチック製でおすすめのベビーバスになります。
この商品の特徴は
- ゆったりサイズで洗いやすい
- 便利な物置トレイ
- 温度が分かる止水栓
- コンパクト(厚さたったの6㎝)に折りたためる
エアー製のベビーバスと比べるとお値段は高くなりますが、その分機能性は高く、収納もしやすいのでおすすめですよ。
エアー製の人気のベビーバス
このエアー製のベビーバスは、赤ちゃんでも安心のママの腕のように柔らかく保護することができます。
縦と横のダブルの空気層になっており、使いやすさと強度を兼ね備えています。
足の間のストッパーが赤ちゃんをしっかりキャッチすることでずり落ちを防止し、常に洗いやすい姿勢をキープしてくれます。
引っかけフックが付いているので、使用後はサッと流してサッと干せるので、メンテナンスも楽チンですよ♪
使用しなくなったあとは空気を抜いて小さく簡単に保管する事ができます。
お値段がリーズナブルな点もママ・パパにとってはすごく嬉しいポイントですよね!
あとがき
いかがでしたでしょうか?
まだ首も腰も据わっていない赤ちゃんを洗うのは体力が必要だったり緊張もしますが、緊張が赤ちゃんに伝わると赤ちゃんがぐずる原因にもなります。
初めは段取りよくいかなくても、赤ちゃんが成長するにつれて負担も軽くなっていきます。
お風呂は親子のスキンシップにも最適ですので、リラックスしてお風呂の時間を大切にして下さい。
今回は、赤ちゃんのお風呂の入れ方は?温度や時間帯、1人での入れ方も紹介しました。