参照元:https://www.dental-blog.jp/
「は~い。あ~んして~。あ~ん。あ~ん・・・」
と毎朝・毎夜、子供の歯磨きをする時に格闘しているママも多いと思います。
歯磨きをしている途中に、子供が歯ブラシを噛んでしまってなかなか前に進まない・・・・
子供が歯ブラシを噛むと、歯ブラシがすぐダメになってしまう。
しかし子供の歯磨きはとても大事なので、子供が歯ブラシを噛んでも「歯ブラシを噛まないで!」と言いながら歯を磨く。
よくそんな事ありませんか?
そこで今回は子供が歯ブラシを噛む、
- 理由と対処法
- 歯ブラシの復活方法
- 歯ブラシの事故
- 歯ブラシの事故の防止
を紹介していきます。
項目に分けて記載していますので、
「歯ブラシの事故だけ知りたい!」
という方は下記からジャンプできますよ。
もくじ
1歳~5歳の子供が歯ブラシを噛む理由は?
参照元:http://www.mamaikuzi.com/
子供が歯ブラシを噛む理由を3つ紹介します。
せっかく買った歯ブラシも、子供が噛んでしまい、すぐにブラシの先が広がり使えなくなってしまいますよね。
どうして子供は歯ブラシを噛んでしまうのでしょうか?
噛む理由1:ながら歯磨き
1つ目の子供が歯ブラシを噛む理由は「ながら歯磨き」です。
歯磨きをしている時に、
- テレビを見ながら。
- 音楽を聴きながら。
- 絵本を読みながら。
- スマホを見ながら。
こういった「ながら」の歯磨きをしていませんか?
歯磨きに集中せずに、「ながら歯磨き」をしているとついつい口に入っている物を「噛む」という癖に繋がるようです。
噛む理由2:歯ブラシが苦手
2つ目の子供が歯ブラシを噛む理由は「歯ブラシが苦手」です。
1歳を過ぎてくると、日常的に口に入れるものの大半が食べ物や飲み物ですよね。
口に入ったものを、
「噛んで細かくして飲み込む。」
というのが当たり前になっています。
しかし歯ブラシとなると、噛まずに口を開けたり「いーっ」と横に結んだりして歯磨きをしますよね。
歯ブラシが口の中に入ると、子供は「異物」と認識してしまい歯ブラシが苦手になる場合があります。
下記で関連記事でさらに詳しく紹介しています。
噛む理由3:物を噛む癖がある
3つ目の子供が歯ブラシを噛む理由は「物を噛む癖がある」です。
「何かを口に入れて噛む=欲求不満や緊張、不安な状態にある」と言われています。
ママやパパが忙しくて、日常的に甘えが足りていない場合の
- 愛情不足
- お友達とのトラブル
を、抱えている場合もありますので一度観察してあげて下さいね。
子供が歯ブラシを噛む時の対処法は?
参照元:http://ixil.info/
子供が歯ブラシを噛んでしまった時、どうしたら噛まないようになるのか?対処法を5つ紹介します。
対処法1:歯磨き時に向かい合って笑う
1つ目の子供が歯ブラシを噛む対処法は「歯磨き時に向かい合って笑う」です。
これは噛み癖のあった筆者の娘でも一番効果的だった対処法です!
子供に歯ブラシをも持たせて向かい合い「真似っこするよー!」と声かけしながら、ママやパパが鏡となって一緒に歯磨きをする方法です。
向き合って真似をする事で、自分がどういう形で歯磨きをしているか、子供に伝わりやすく自然と歯ブラシを噛む事が少なくなります。
そうすると、甘えん坊な子供もニコニコと歯磨きをするようになりますよ。
対処法2:ママやパパの歯磨きが痛い
2つ目の子供が歯ブラシを噛む対処法は「ママやパパの歯磨きが痛い」です。
歯磨きを嫌がる子供に、虫歯にならないようにしっかり歯磨きをしようと思っているママやパパが原因かもしれません。
抑えつけたり無理やり歯磨きをして、必要以上に力が入っていませんか?
子供はママやパパの磨き方が強くて痛いがために抵抗の意味を込めて歯ブラシを噛む事もあります。
ママもパパもリラックスして歯磨きをしてあげましょう。
対処法3:歯磨き時に手鏡を使う
3つ目の子供が歯ブラシを噛む対処法は「手鏡を使う」です。
仕上げ歯磨きをする際に子供に手鏡を渡してみて下さい。
子供にママやパパの膝の上で、ごろんとしてもらい両手で鏡を持ってもらいます。
- 「今から歯磨きするよ」
- 「歯ブラシを噛むと奥歯が見えない。」
- 「黒くなっていない?虫歯ないかな?」
と子供に歯が良く見えるように声かけをしながら歯磨きをします。
そうすると子供も自分の歯を見たり、噛んでいるという行動を自分で見て分かるので子供が歯ブラシを噛む回数が少なくなってきます。
注意してほしいことは、歯ブラシを噛むということを伝えるときに怒らないことです。
優しく楽しく伝えてあげて下さいね。
対処法4:歯磨き中に褒める・言葉にする
4つ目の子供が歯ブラシを噛む対処法は「歯磨き中に褒める・言葉にする」です。
自分よりも小さな弟や妹がいると、やきもちを焼いて「もっと自分に構ってほしい!」という思いが表れて歯ブラシを噛んでいる可能性があります。
子供と歯磨きする時は何回も名前を呼んで、
- 「〇〇ちゃんは、上手だね」
- 「〇〇ちゃんとの歯磨きは楽しいな」
ママやパパは大事に思っている気持ちを言葉で伝えてあげて下さいね。
対処法5:歯磨きの絵本を使う
5つ目の子供が歯ブラシを噛む対処法は「歯磨きの絵本を使う」です。
お手本となる歯磨きの絵本を子供の歯磨き前に読んであげて下さい。
本読みをしている最中に、
- 「大きなお口だね」
- 「イーってするの上手だね」
と絵本の中の登場人物を沢山褒めます。
そして実際に子供の歯磨きをしている時に、絵本と同じように褒めてみて下さい。
きっといつもよりも、大きな口を開けてくれるはずです。
そうすると、ママも短時間で歯磨きをしてあげれて、子供もたくさん褒めてもらえて嬉しい歯磨きタイムが過ごせますよ。
噛んでダメになった歯ブラシの復活方法は?
参照元:http://www.ourtoolsforthought.org/
子供が噛んでダメになった歯ブラシの先をきれいに整えれる裏技を紹介していきます。
歯ブラシの復活方法:お湯につけて戻す
歯ブラシの復活方法は「お湯につけて戻す」です。
歯ブラシの先端の復活方法の準備物は、
- 80℃のお湯が入った器
- 冷水
この2つだけです。
まず歯ブラシの柄の部分を持ち、歯ブラシの先をお湯につけ1分ほどぐるぐると回転させます。
すると歯ブラシのブラシの部分が段々とまっすぐになってくるので、まっすぐになってきたなと感じたら冷水につけてブラシの形を整えます。
これは、ブラシはナイロンなのでナイロンの性質である形状記憶が熱によって元に戻る仕組みです。
ただし完全に元に戻るわけではないので、応急処置として覚えておいて下さい。
子供の歯ブラシの事故の実態は?
参照元:https://blog.benesse.ne.jp/
日本消費者庁独立行政法人国民生活センターによると、
6歳以下の子供で歯ブラシによる喉突き事故が、平成22年12月から平成28年12月末までに139件寄せられそのうち、124件が3歳児以下だったと発表されました。参考文献 日本消費者庁独立行政法人国民生活センター
子供の歯ブラシの事故は?
参照元:https://irorio.jp/
続いては実際に、子供の歯ブラシの事故でどのような怪我に繋がるのか?実例をあげて紹介していきます。
子供の歯ブラシの事故事例1:歯ブラシが喉に刺さる(喉突き)
1つ目の子供の歯ブラシによる事故は「歯ブラシが喉に刺さる」事例です。
1歳児の乳幼児が歯磨き中に、歯ブラシをくわえたまま歩き出しそのまま転倒してしまいました。
その結果、子供がくわえていた歯ブラシが、喉を突き刺さってしまったのです。
そして、喉を突いて刺さった歯ブラシを、ママが抜こうとすると歯ブラシの柄の部分だけが取れて先端は喉の奥深いところに残ってしまいました。
歯ブラシは、大人の力でも中々折れるものではありません。
恐らく、子供が転んだ拍子に歯ブラシに亀裂が入って折れてしまうほどの圧力が掛かったとみられています。
もし歯ブラシが子供の血管の近くに入り込んでいたら、大出血の大惨事に繋がったと言えます。
術後も長期の入院が必要となるほどの事故だったそうです。
子供の歯ブラシの事故事例2:喉突き事故後に炎症を起こす
2つ目の子供の歯ブラシによる事故は「喉突き事故後、診察をしたにも関わらず後ほど炎症が起こってしまった」事例です。
これは2歳の子供が歯磨き中に、歯ブラシをくわえたまま歩行し転倒した拍子に歯ブラシが喉を突き刺さってしまいました。
すぐに病院へ向かい治療をしましたが、幸い傷口もそこまで深くなかった為、診察後に自宅に帰りました。
しかしその後だんだんと元気がなくなり、慌てて救急病院へとかかりましたが見た目では小さな傷しか見られませんでした。
そしてレントゲンで撮影をしたところ、子供の肺の縦隔まで炎症を起こして腫れあがっていたそうです。
そしてその子供は緊急入院となってしまったそうです。
こちらも対応が一歩遅ければ、窒息や致命的な感染症を引き起こしていた可能性があります。
見た目では分からなくても、長細いものが喉の奥に刺さると重症に繋がるケースがあるようです。
子供の歯ブラシの事故が起こりやすい行動とは?
参照元:https://i1.wp.com/papayaru.com/
子供の歯ブラシは安全だと思いがちですが、しかしながら実態はそうではなく意外と事故が多く発生する要因になっています。
そして、万が一事故が起こってしまったら子供が重症になるケースも少なくはありません。
では何故、子供の歯ブラシによる事故が起きてしまうのでしょうか?
続いては、子供が歯ブラシで事故を起こしてしまう行動について紹介します。
子供の歯ブラシの事故1:歩きながら歯磨きをして転ぶ
1つ目の子供が歯磨きをしている時に歯ブラシの事故に繋がる行動は「歩きながら歯磨きをして転ぶ事」です。
実例でもあったように、1歳の子どもは歩けるようになっても、まだまだふらつきがちで何もないところでも転んでしまいますよね。
転んだ時にとっさに手で支えれる子供もいれば、手が出せずに、顔面から転んでしまう子供もいます。
歯磨きをしながら、もし顔面から転んでしまった場合、歯ブラシが喉を突いてそのまま刺さったり、思わぬところに歯ブラシによる傷が出来てしまったりします。
子供の歯ブラシの事故2:歩きながら歯磨きをして物にぶつかる
2つ目の子供が歯磨きをしている時に歯ブラシの事故に繋がる行動は「歩きながら歯磨きをして物にぶつかる事」です。
- 子供の目線
- 子供の口の高さ
にある物は家の中には沢山ありますよね。
もし歯磨きをしている最中に、子供の口の高さほどの物にぶつかると歯ブラシが口の中に必要以上に入ってきてしまいます。
そうなると子供の口内が圧迫され、思わぬところの血管が切れて重症化してしまうケースがあります。
子供の歯ブラシの事故3:歯磨き中にイスから転倒
3つ目の子供が歯磨きをしている時に歯ブラシの事故に繋がる行動は「歯磨き中に椅子やソファから転ぶ事」です。
子供が座って歯磨きをしていても、何かの拍子に椅子から落ちてしまう事ってありませんか?
これも歩きながら歯磨きするのと同じ様に、顔面から落ちると歯ブラシが子供の口の中に必要以上に入ってしまいます。
その為重症化してしまうケースがあります。
子供の歯ブラシによる喉突き事故の予防法は?
>参照元:http://hagukomi.com/
子供が歯ブラシによる事故で、喉を怪我してしまうと飲食が難しく、子供の機嫌も悪くなりママやパパにとっても大変な日々を送ることになってしまいます。
ではそのような子供の歯ブラシの事故を予防する為にはどうしたらいいのでしょうか?
それでは最後に、子供の歯ブラシの喉突き事故の予防法を3つ紹介していきます。
子供の歯ブラシによる喉突き事故の予防1:床に座って歯磨きをする
1つ目の子供の歯ブラシによる事故を、予防する方法は「床に座って歯磨きををする事」です。
子供の歯磨きにそこまで時間って掛からないものですよね。
ママやパパも忙しい日々だとは思いますが、子供が歯磨きをしている時は必ず傍にいるようにしましょう。
また、ソファや椅子に座って、歯磨きをすると子供が転倒した際に、予期せぬ事故に見舞われる事があります。
歯ブラシを持っている子供の近くに、ぬいぐるみやつまづきやすいコードを置かないように工夫する事も大切ですよ。
歯ブラシをする洗面台までの道のりは、何もない状態にしておく事です。
子供の歯ブラシによる喉突き事故の予防2:喉付き防止の歯ブラシを使う
2つ目の子供の歯ブラシによる事故を予防する方法は「喉付き防止の歯ブラシを使う事」です。
歯ブラシの中にはこのような、安全対策が施された喉突き防止カバー等が販売されています。
ドラッグストアーや薬局でも手に入る一般的なグッズなので、是非参考にしてみて下さい。
子供の年齢にあった歯ブラシを選ぶ事は勿論のこと、安全な歯ブラシで歯磨きをするように心掛けて下さい。
子供の歯ブラシによる喉突き事故の予防3:仕上げ磨きを注意する。
3つ目の子供の歯ブラシによる事故を予防する方法は「仕上げ磨きに注意する事」です。
実は、
- 仕上げ磨き用の歯ブラシ
- 子供用の歯ブラシ
は全くの別物です。
このように仕上げ磨き用の歯ブラシは、子供用の歯ブラシに比べて歯の隅々まで行き届くようなデザインになっています。
先端が小さく隅々まで磨ける分危険性が高くなっています。
必ず仕上げ磨きはママやパパが行い、仕上げ磨き用の歯ブラシは子供が触らないように気を付けましょう!
(関連記事)
いかがでしたでしょうか?
子供の歯ブラシによる事故の事例や、
予防策は参考になりましたでしょうか?
「さぁ、寝る前に歯磨きしておいで」と、
子供に言って、ママは家事に勤しんでいる、
ご家庭も少なくないと思います。
しかしこの歯ブラシによって起きてしまう、
事故はとても怖いものが多く、
入院に繋がるケースも考えられ、
また命に関わる事故もあります。
「歯ブラシは怖いもの」と、
子供も親も共通の意識をもって、
安全に歯磨きを行いましょう。
今回は、
- 子供の歯ブラシの事故
- 子供の喉突き事故の予防
これらを紹介しました。
こちらの記事を読んで頂いた方へ
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あとがき
参照元:http://kosodateinformation.com/
いかがでしたでしょうか?
子供がきちんと歯磨きをしないと、虫歯になってしまうと不安になったりママパパも色々と悩んでしまいますよね。
今回紹介した理由や対処法を参考に、歯ブラシの時間が楽しくなるようにママやパパが工夫してあげて下さい。
ママやパパが変われば子供も少しずつ変わっていってくれますよ。
そこで今回は子供が歯ブラシを噛む、
- 理由と対処法
- 歯ブラシの復活方法
- 歯ブラシの事故
- 歯ブラシの事故の防止
を紹介しました。