参照元:https://allabout.co.jp/
『トイレトーニングっていつぐらいから始めれば良いのかしら…オムツを外すのは怖いなぁ…』
『色々試してみたけど、ウチの子はどうしてまだ出来ないんだろう…』
子供の年齢が1歳を過ぎると、ぼちぼちトイレの練習を始めるべきなのか?考えてしまいますよね。
でもトイレトレーニングのやり方もよく分からないし、何から始めれば良いのか知らないママやパパも多いかと思います。
また、もう既にトイレトレーニングを始めてるけど、中々うまくいかない。
いずれは出来ることだろうと頭では分かっていても、余りに長引いたり、幼稚園の入園日が近づいてくると焦ってきてしまいますよね。
そこで今回は、子供のトイレトレーニングの時期や、始めるための手順、トイレトレーニングを長引かせない為の極意について紹介します。
トイレトレーニングはいつから始める?
年齢の目安としては、1歳半〜2歳半の1年間のあいだに、トイレトレーニングをスタートする家庭が過半数を超えます。
幼稚園に入園する前の3歳までにおむつがはずれて、パンツで過ごせるようになるといいなぁ。と考えているママが多いですね。
ただ、大切なことは年齢よりも、お子様の心身の成長具合をしっかり見極めることです。
「◯歳になったら始める!!」という定義はなく、年齢はあくまでも目安であるに過ぎないという事です。
それでは子供の何がどうなっていたら始めるタイミングだと判断したら良いのか?
自分の子供に関してはいつから始めるのがいいのかが分からないママやパパに、まずはトイレの練習を始めるに適した、お子様の成長のポイントから紹介します。
成長ポイント①:おしっこの間隔
1つ目のトイレトレーニングを開始するタイミングの目安は、おしっこが2〜3時間程空くようになることです。
おしっこの時間の間隔が2〜3時間ほど空くようになっているのであれば、子供はおしっこを膀胱に溜められる力が備わってきていると判断できます。
まずはおむつの状態を普段よりこまめにチェックしてみましょう。
そして、おしっこが出た時間を生後まもない頃の様に2〜3日記録してみて下さい。
2〜3時間分のおしっこ量を膀胱に溜めて出せるようになることが、トイレトレーニングを始めるのに欠かせない成長ポイントの一つです。
成長ポイント②:一人で立って歩ける、しっかりお座りが出来る
2つ目のトイレトレーニングを開始するタイミングの目安は、1人で立って歩けるようになることです。
トイレを一人で出来る様になる為には身体的な成長も欠かせません。
トイレで用を足す為のステップとしては、
- 一人で立ち上がる
- 自分の足でトイレまで行く
- 座った姿勢でおしっこやうんちが出るのを待つ
この3つの事が出来なければ、当然トイレで用を足すことは出来ません。
立って歩くことが安定してくれば、トイレトレーニングを開始しても良い合図と言えます。
成長ポイント③:簡単なコミュニケーションが取れる
3つめ目のトイレトレーニングを開始するタイミングの目安は、簡単な会話や意思疎通が出来始めている、もしくは自分の意思表現が出来始めるようになってからです。
ママやパパに、
- おしっこが出た
- うんちが出た
このことを伝えられるか?がポイントです。
まだ言葉が上手く話せない子供の場合は、親がサインを見落さない様に気付いてあげる事も重要です。
子供が自分から手を引いてどこかに連れて行こうとしたり、普段はグズらない所でグズったりする場合は、『オムツを変えて欲しい!!』というサインだったりします。
この様な自発的な行動が子供に見られるようになったら、トイレの練習を始めても良いタイミングですよ。
トイレトレーニングをする前に用意しておくものは?
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『よ〜し子供の成長ポイントは全てクリアしてるぞー!!』
『もうトイレトレーニングを始められそうだ!!』
『…でも、何から始めれば良いの??』
ここからは、実際にトイレ トレーニングを始める為の手順を紹介していきます。
まずはトイレ トレーニングを行うのに必要なものを揃えましょう。
準備物①:補助便座もしくはおまる
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1つ目のトイレトレーニングをする時に必要な準備をする物は、補助便座です。
もちろん子供は身体がまだ小さく、大人用の便器では大き過ぎるので、補助便座が必要になります。
大人が普段使っているトイレの便座に補助便座はそのまま取り付ける事が出来ます。
その為、子供が用を足した後もそのまますぐに流せるので便利です。
最近では、補助便座の取手の部分に、
- 可愛いキャラクター付き
- 音楽が流れる
- 人気キャラクターとお喋り
これらのトイレ練習の為のグッズがあり、子供が楽しんでトイレの練習ができるように工夫することも出来ます。
補助便座を使用する際は大人と同じ高さの便器に座ることになるので、子供の足は地面に届きません。
足が届かないと不安定で踏ん張りにくい為、おしっこやうんちが出ない子供もいます。
補助便座位にはしっかり座れるけども、おしっこやうんちができない場合は、補助便座と一緒にトイレトレーニング用の踏み台も、一緒に用意する事をオススメします。
この踏み台も様々有りますので、お家のインテリアに合わせて選ぶのも良いですし、お子様の好きなキャラクターの踏み台にしても喜びますよ。
また、もしもお子様がトイレに行くことを嫌がったり、1歳〜1歳半ぐらいまでに始める場合はおまるがオススメです。
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「もしかしておしっこやうんちかな?」と、思った時にすぐに対応出来る点でおまるはとても重宝できるアイテムです。
また、トイレに行くことを嫌がるお子様でも、おまるになら座るということも珍しくはないです。
まずはおしっこやうんちをする感覚から覚えさせる事も一つの方法ですよ。
ただ、おまるは用を足した後に流すことが出来ないので、使用後はママやパパがトイレまで流しに行かなければいけません。
また清潔に保つためには、毎回洗わなければいけないという手間がかかる所がデメリットとして有ります。
準備物②:トイレ トレーニング用の絵本やDVD
2つ目のトイレの練習の前に準備する物は、トイレトレーニングの為の絵本やDVDです。
生後から今までずっとおむつをしていた赤ちゃんにとっては、おしっこやうんちをおむつですることがもちろん当たり前になっています。
そんな子供にいきなりおむつを外して、トイレに連れて行き、「おしっこ出るかな?」と声掛けをしても、子供はいまいち自分が何をしているのか理解が出来ないものです。
まずはトイレトレーニングの為の絵本やDVDを一緒に読み聞かせ、
・何のためにトイレに行くのか?
・トイレで何をするのか?
子供の頭の中にイメージを作ってあげましょう。
頭の中でイメージをさせるということは、自発的な行動へと繋げて行くとても大切なステップになります。
準備物③:トイレトレーニング用パンツ
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3つ目のトイレの練習の前に準備する物は、トイレトレーニング用のパンツです。
おむつは昔と比べると、
- 吸収性が高い
- 長時間お尻が濡れない
- お尻がかぶれにくい
とても高性能に作られています。
その結果、子供はおむつにおしっこが出て「おしりが濡れて気持ち悪い」という、経験が出来ません。
実はこの点がトイレトレーニングが長引いてしまう大きな原因となっております。
オムツをしている間はいつまでたっても、おしっこが出たという感覚が掴みにくいので、ママやパパにも伝える事が出来ないですよね。
そこでトイレの練習用のパンツは、おしっこが出ると濡れたままになり、量が多いと足まで流れてくる事もあります。
それによりおしっこをトイレでしなければ気持ち悪いという感覚を身に付けられます。
また、トレーニングパンツには紙タイプと布タイプが有りますが、不快感をより与えられる布タイプが断然オススメです。
トイレの練習の方法や進め方は?
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『よ〜し必要なものは全部揃えたぞ〜!』
『準備万端、いつでもトレーニング出来るぞ〜!!』
『…でも、具体的に何をしたら良いんだろう??』
トイレの練習の方法や進め方は大きく分けて3つありますが、最も重要なことは、トイレで用を足すイメージと成功体験を積み重ねてあげることです。
では、具体的にトイレのトレーニング方法を紹介します。
練習法①:言葉で伝える
1つ目のトイレの練習方法は、言葉で伝えることです。
おむつを替える時に、
- 『おしっこいっぱい出たね。』
- 『うんちを拭いてお尻が気持ちいいね!』
等と、たくさん言葉で伝えましょう。
まずは子供に「おしっことは何なのか?」「うんちとは何なのか?」を繰り返し伝えることで、教えて行く所からがスタートになります。
練習法②:子供と一緒にトイレに行く
2つ目のトイレの練習方法は、一緒にママやパパとトイレに行くことです。
ママやパパがトイレに行くときに、子供も一緒に連れていき、
・「トイレでズボンとパンツを脱いで座るよ。」
・「おしっこやうんちが出てきたよ!」
と実際にお手本を見せましょう!
言葉に出して説明してあげることで、本当にしなくても大丈夫です。
このようにする事で、子供はトイレを自分でするイメージが湧き、さらにトイレとはどんな場所か?と、いうことも少しずつ理解できる様になります。
練習法③:便座に座らせる
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3つ目のトイレの練習方法は、実際にトイレの便座に座らせることです。
トイレが何の為の場所なのか、何をする為の所なのか、イメージが出来上がった所でおまるや補助便座に実際に座らせましょう。
便座に座らせるタイミングは、おしっこが溜まっていやすい
- 朝起きた後
- お昼寝から起きた後
- 食前や食後
- お出かけの前後
これらが良いタイミングです。
頻繁に連れて行き過ぎると排泄嫌いになってしまうリスクが高まるので、タイミングには少し注意しましょう。
そしておしっこやうんちが上手く出たら、これでもか!というくらいに大げさに褒めるようにしてあげて下さい!!
そうして成功体験を積み重ねていくと、段々と自分で出来る様に上手くなっていきます。
トイレトレーニングが上手くいかない時の打開策
『色んな方法を試したけれども、全然上手くいかない…』
『また失敗…床や服を掃除するのはもう嫌…』
『いつになったら出来る様になるの…?』
いざ、トイレトレーニングをスタートしたものの、おまるや補助便座に座って初めからうまくおしっこやうんちが出る子供は少ないものです。
産まれてから今までオムツだったのですから当然のことです。
「出来なくて当たり前」からのスタートで、失敗と成功の繰り返しだと心得て下さい。
しかし、あまりにもトイレの練習がうまくいかない、長引いている場合の対応策・打開策を、紹介していきます。
打開策①:一度深呼吸を
1つ目のトイレトレーニングが上手くいかない場合の、対応策は一度深呼吸をすることです。
そんなこと?と思われるかもしれませんが、とても大切なことです。
イライラ、焦り、不安などのネガティブな感情は子供の成長を妨げます。
トレーニングが長引く原因、出来ない原因は身体的なことよりも、精神的な要素であることがほとんどです。
トレーニングパンツによって、濡れる=気持ち悪いと子供の頭の中でしっかりと記憶が出来、濡れる=おしっこが出るという考えに変わり、おしっこをするのはトイレだと思える様に必ずなります。
トイレトレーニングに関しては、子供が失敗しても決して怒らずに、肩の力を抜いて親子二人三脚で進めていきましょう。
打開策②:ご褒美をあげる
参照元:http://imairo.net/toitore-mount_seal/
2つ目のトイレトレーニングが上手くいかない場合の打開策は、上手くいった時にご褒美をあげる事です。
赤ちゃん用品店や文房具屋さんに、
- ステップシール
- ご褒美はんこ
これらが売られてますよ。
子供がトイレに行けた時、トイレが上手く出来た時に、このご褒美シールを子供自らの手で貼らせてあげましょう。
トイレに一人で行ければ、「シールが貼れるんだ!」と、シールを貼ることが楽しみになり、次第に自分でトイレに向かう様になりますよ。
もちろんおまるや補助便座で、おしっこやうんちが成功した時にもシールを貼らせてあげます。
そうすることで段々とシールが増え、モチベーションも上がり、トイレトレーニングの効率があがります。
またシールではなくても、一回成功するごとに大好きなお菓子をあげるのも、大変効果がありますよ。
打開策③:裸で過ごす
3つ目のトイレ練習が上手くいかない場合の、対応策は裸で過ごす方法です。
これはお家が汚れてしまう覚悟が必要なトレーニングです。
冬以外の暖かい日に、朝からパンツとズボンを一切履きません。
何も履いていないので、おしっこをすると股や足はもちろん濡れてしまいます。
そうする事で、練習用のパンツを履いている時よりも、更に濡れて気持ち悪いと感じる事ができます。
おむつや補助便座でおしっこやうんちをすると、どこも濡れないし気持ちよく用を足せる!と実感できるようになり、おむつ外れが出来る様になる期待を持てます。
打開策④:一度辞めてみる
3つ目のトイレトレーニングが上手くいかない場合の、対応策は思い切ってトイレトレーニングをやめる事です。
トイレの練習は初めてすぐに出来る子供や、中々できない子供もいます。
これは大人でも同じことですよね。
我が家の場合は正にこのケースで、1歳半からトイレトレーニングをしましたが中々うまくいかず一旦中断しました。
そして2歳半からトイレトレーニングに再挑戦すると、すんなりとトイレが出来るようになりました。
出来ないからといって、神経質になり過ぎずに一呼吸おくのもとても大事なことですよ。
いかがでしたでしょうか?
トイレトレーニングの始める方法や準備物、打開策は参考になりましたでしょうか?
トイレトレーニングは子育てで必ず通る道の一つです。
お子様とイメージをしっかり共有し、焦らずに成功の階段を、親子で昇って下さいね。
今回は、子供のトイレトレーニングの時期や、始めるための手順、長引かせない為の極意を紹介しました。