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「初正月」という言葉をご存知ですか?
「初正月」は歴史のある赤ちゃんのお祝い事の一つです。
赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんの成長を願って様々なお祝い事があります。
お七夜に始まり
- お宮参り
- お食い初め
- 初節句
など数えだしたら数の多さに少しびっくりしますね。
昔は全てのお祝いごとに深い意味がありました。
無事に大人になれる赤ちゃんの数も少なく、赤ちゃんが無事にそのお祝いの日を迎えられることが素晴らしいことだったのです。
しかし時 代が変わり、七五三などメジャーなお祝い事以外、あまり馴染みがないママの方が多いと思います。
そんな今までの成長を感謝する日の一つが「初正月」なのです。
そこで、 今回は「子供との初正月とは?羽子板や破魔弓はいつから?お返しは?」を紹介します。
これ から迎えるお正月に役立つこと間違 いなしです。
初正月とは?
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初正月とは赤ちゃんが誕生して初めてのお正月のことを言います。
昔はお正月に一歳年をとる「数え」という年の数え方をしました。
「数え」で年を取っていた時代では、赤ちゃんにとって初めてのお正月は赤ちゃんの二歳のお誕生日だったのです。
お正月は12月31日生まれの赤ちゃんは、生まれた日だけ1歳で次の日には2歳になります。
新年の始まりというだけでなく、赤 ちゃんにとってもとても意味が ある日だったのです。
そんなおめでたい初正月は、羽子板や破魔弓を使ってお祝いします。
初正月には親戚の方から赤ちゃんに
- 男の子なら破魔弓
- 女の子なら羽子板
を将来 の健康と幸せを願ってプレゼントします。
昔は母方の祖父母から贈るという伝統があったそうですが、今は特に決まりはありません。
- 破魔弓
- 羽子板
どちらも厄祓いの意味があります。
破魔弓も羽子板も健康に育っていって欲しいというみんなの願いを込めた縁起のいい飾りなのです。
羽子板や破魔弓はいつから?
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羽子板や破魔弓は12月の中旬頃から飾るものとされています。
羽子板も破魔弓も初正月には欠かせない飾りです。
折角出したのであれば、できるだけ長く飾っておきたいですよね。
羽子板や破魔弓は、「クリスマス前から飾る」と言うことを覚えておくといいかもしれないですね。
クリスマスのことで頭がいっぱいだと忘れてしまいそうなので注意しましょう。
また厳密な決まりはないとはいえ、12月31日の大晦日に飾り付けをするのはやめましょう。
どれだけ遅くとも30日までには、破魔弓や羽子板を含めた正月の飾り付けを終えましょう。
大晦日に飾り付けをすることを「一夜飾り」と呼び
- 歳神様に対して礼を失している
- 葬式の準備のようである
として昔から忌み嫌われてきたからです。
さらに現在では12月のイベントとしてクリスマスが定着しています。
特に年上の兄姉がいる場合には、クリスマスが終わるまでツリーやリースなどのクリスマスデコレーションを飾っていたいという願望も強いでしょう。
羽子板や破魔弓はいつまで?
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1月15日は「小正月」と呼ばれる日で、神社などでは
- 左義長(さぎちょう)
- どんと焼き
などと呼ばれる正月飾りのお焚き上げが行われます。
ですので羽子板や破魔弓は、お正月が終わり1月15日までには片づけるようにしましょう。
ひな人形の様に3月3日が終わり次第、片づけるというものでもないですが、ずっと出しっぱなしというのはよくありません。
ちなみに1月15日が「小正月」とされるのは、旧暦の15日は満月の日となるので一つの区切りとしてわかりやすいからです。
さらに1月7日までを「松の内」と呼び、正月飾り(松飾り)を7日に片づけるという風習があります。
なので地域によってはこの日を持って正月が終わる考えることもできます。
初正月のお返しは?
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初正月で両親から
- 破魔弓
- 羽子板
を贈られた場合、内祝いは必要ないようです。
しかし親戚や友人から「初正月祝い」として贈りものをしてもらった場合は、
- お礼状を返す
- ちょっとしたお返しを贈る
などが通例の様です。
その場合、紅白の花結びの水引を選び表書きは
- 内祝
- 赤ちゃんの名前
を書くようにしましょう。
しかしキチンとしたいママや、親戚が礼儀に厳しい方の場合は、熨斗をつけた菓子折りをお返しするママが多いそうです。
あくまで子供の成長を願ってくれた気持ちへのお返しなので、金額よりも相手の方を思って品物を選ぶのがいいと思います。
またお返しの一つとして、羽子板や破魔弓を贈ってくれた方を、「初正月のお祝いに招待するという方法」があります。
このお返しの方法はかなり喜ばれるので、羽子板や破魔弓を贈ってくれた方のご都合がよければ招待するととても喜ばれます。
赤ちゃんの健やかな成長を一緒に願ってくれる親戚の方がいるのは嬉しいですね
あとがき
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いかがでしたか?
「初正月」は古くから伝わる日本の美しい伝統行事の一つです。
普通に暮らしていると、子供がいるのが当たり前です。
健康でいることの有難みが薄れていってしまいますよね。
毎日健康で過ごせるだけで、実はとても幸せなことなのに、
- 「勉強が出来てほしい」
- 「優しくなって欲しい」
- 「○○ができるようになってほしい」
など子供に対する欲望は後を絶ちません。
しかし時々でいいので、ただ子供が元気でいてくれるそんな当たり前のこと、そんな平凡な幸せに感謝することが出来たら素敵だと思います。
そこで、 今回は「子供との初正月とは?羽子板や破 魔弓はいつから?お返しは?」を紹介しました。