参照元:https://amidaddy.com/
赤ちゃんが生まれてから初めての言葉を聞く機会が多くなりましたよね?
その中の一つが【お食い初め】ですよね。
しかし、
- どういう儀式なのか?
- どういう意味があるのか?
- した方がいいのか?
【そんな事考えた事ありませんか?】
赤ちゃんが100日を迎えるお祝いとして、多くの家庭で「お食い初め」を行います。
地方によっては「100日祝い」を、
- 真魚始め
- 箸祝い
- 箸始め
- 歯固め
- 食べはじめ
様々な呼ばれ方をしています。
そこで今回は、【お食い初め(100日祝い)で鯛などの料理や準備物は?食べる順番ややり方は?】を紹介します。
そもそもお食い初め(100日祝い)って?
参照元:http://happacandy.up.n.seesaa.net/
そもそもお食い初めとは、赤ちゃんが今後成長していく上で「一生食べ物に困らないように」と願いを込めて行う伝統的な儀式です。
お食い初めでは赤ちゃんに初めて、母乳以外の食べ物を食べさせる真似をします。
お食い初めの由来
参照元:http://www.edojidai.info/
お食い初めは、平安時代から行われ、生後50日に重湯に入れたお餅を食べさせていました。
平安時代では
- 生後50日目を「いか」
- 100日目を「ももか」
と呼ばれ、お祝いの時期は生後50日で「五十日の祝い(いのかのいわい)」と呼ばれていました。
そして江戸時代から現在のスタイルになったと言われています。
また地域によってはその名残で
- モモカ
- モモヒトヨ
と呼ばれるところもあります。
乳幼児の死亡率が高かった平安時代に、赤ちゃんの健やかな成長を祈った儀式が由来となっています。
お食い初めの場所は?
参照元:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/
お食い初め儀式は赤ちゃんが生まれた生後100日~120日で赤ちゃんの体調が良い時に行います。
昔は親戚一同が集まって赤ちゃんのお祝いをしていたようですが、最近では両親・祖父母等の家族だけでお食い初めの儀式を行う所が多いです。
ですのでお食い初めが開催される場所は、自宅が一般的です。
お食い初め膳を用意してくれるお店も増えているので、
- レストラン
- ホテル
- 料亭
これらの場所でお祝いをする人もいます。
赤ちゃんに食べさせる真似をする人は、養い親と呼ばれ、お祝いに集まった人の中で最も年長の人が行います。
長寿にあやかり、一般的には祖父母に頼むご家庭が多いようですよ。
- 赤ちゃんが男の子なら男性
- 赤ちゃんが女の子なら女性
のそれぞれ最年長者のお膝に赤ちゃんを乗せて食べさせる真似をします。
近年では養い親にこだわらず、両親を含め交代で食べさせるご家庭もあります。
このお食い初めは、地方によって時期や方法に違いがあるのでお住いの地域での、
- 手順・やり方
- 注意点
- マナー
これらを祖父母に確認しておくことをお薦めします。
お食い初めで準備するものは?
参照元:https://allabout.co.jp/
お食い初めが初めての方は、勿論わからない事だらけですよね。
続いてはお食い初めで準備するものを紹介します。
お食い初めの準備1:お食い初めの料理
参照元:http://www.awa-koishigure.jp/
お食い初めの準備の1つ目は【料理】です。
お食い初め料理の一汁三菜を用意します。
赤ちゃんが生きていく上で必要な食材として、
- 穀物
- 海の物
- 山の物
- 飲み物
- 塩
これらの「食材に困らない様に」との意味が込められています。
お食い初めの献立は、
- 鯛
- 赤飯
- お吸い物
- 煮物
- 香の物
これらの5品を用意します。
鯛:お食い初め料理
参照元:https://okuizome.jp/
1つ目のお食い初めの料理は【鯛】です。
鯛はお祝い事に欠かせない魚で赤い色がめでたいという意味があります。
福をもたらす七福神の恵比寿様が、釣っていることでも有名ですよね。
日本では古くからお祝いの席で良くみかける魚です。
また、人の先頭に立てるようにという意味をこめて「鋒鋩(ほうぼう)」という魚を用意する地域もあります。
赤飯:お食い初め料理
参照元:http://nocoricoto.com/
2つ目のお食い初めの料理【赤飯】です。
こちらも赤い色がめでたく、また赤飯には邪気をはらい、魔除けの意味が込められています。
季節の食材を混ぜたかやくご飯でも問題ありません。
お吸い物:お食い初め料理
参照元:http://image.rakuten.co.jp/
3つ目のお食い初めの料理は【お吸い物】です。
お吸い物には吸う力が強くなるようにという願いが込められています。
煮物:お食い初め料理
参照元:https://conobie.jp/
4つ目のお食い初めの料理は【煮物】です。
煮物の食材は、
- 紅白色の人参と大根
- かぼちゃ・しいたけ
- 彩りで緑のいんげん
お食い初めを行う時期に採れる旬の食材が中心です。
かぼちゃやしいたけは、六角形に切り「亀の甲羅」を著して縁起物ともされています。
香の物:お食い初め料理
参照元:https://kankonsousai.org/
5つ目のお食い初めの料理は【香の物】です。
季節の野菜を漬けた、
- 香の物
- 酢の物
これらを用意します。
香の物にタコや栗を添えたり、「顔にシワが出来るまで長生きできるように」と願いを込めて梅干しを添える所もあります。
お食い初めの準備2:歯固めの石
参照元:https://okuizome.jp/
お食い初めの準備の2つ目は【歯固め】です。
お食い初めを行う地方にもよりますが、「歯固めの石」とよばれる石を用意する所があります。
この歯固め石は名前の通り、「赤ちゃんに丈夫な歯が生えてくるように」との願いが込められた福石のことです。
お宮参りの際に、土産神社でもらうことが多いのですが、近所の河原等にある石をキレイに洗ったものでも大丈夫です。
この歯固めの石を、
- パパ
- ママ
- 両家の祖父母
家族で持ち寄って、3つの石を用意するというご家庭や地域もあります。
お食い初めの準備3:お食い初めの食器
参照元:http://www.utuwabiyori.com/
お食い初めの準備の3つ目は【食器】です。
お食い初めの時に使用する食器です。
この食器は漆器や素焼きのものを利用します。
一般的には、
- 男の子は、内側も外側も朱塗りの赤い物
- 女の子は、内側が朱塗り、外側は黒塗り
ご家庭のお食い初めを実施する子供の男女で食器の色が違うので気をつけましょう。
最近では、お食い初めの食器のレンタルや離乳食用の食器で代用する人も増えています。
お食い初めの準備4:祝い箸
参照元:http://happybaby-life.com/
お食い初めの準備の4つ目は【お箸】です。
これは通常食卓に並ぶお箸ではなく、柳の木で作られた祝い箸を使用します。
祝い箸は、両端が細くなっているお箸で縁起が良いとされています。
お食い初めで食べる順番ややり方は?
参照元:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/
まず大前提としてお食い初めの儀式を行う時の赤ちゃんは、まだ離乳食を始めれる時期ではないので実際には赤ちゃんに食べさせません。
赤ちゃんの口元に食材を近付けて食べさせる真似だけを行います。
それでは最後にお食い初め時の食べる順序と手順を紹介します。
お食い初めの手順:お食い初め料理
お食い初め儀式の手順の1つ目は、【お食い初め料理の食べる順序】です。
実は食べる順序が決まっていますので下記を参照下さい。
- ごはん
- お吸い物
- ごはん
- お魚
- ごはん
- お吸い物
これを3回繰り返します。
もしこの食べさせる真似の最中に赤ちゃんが食べ物に興味を示すようなら、「ひとつぶなめ」と言ってお米一粒だけ食べさせても良いようです。
お食い初めの手順2:歯固めの儀式
お食い初め儀式の手順の2つ目は【歯固めのやり方】です。
- 歯固めの石にお箸を軽く当てます。
- 「石のように丈夫な歯が生えますように」と願いを込めます。
- お箸を赤ちゃんの歯茎に優しく当てる
歯固めの儀式は以上となります。
お食い初めの手順3:お食い初め後
参照元:http://www.h2.dion.ne.jp/
お食い初め儀式の手順の最後は、赤ちゃんのお食い初め膳に感謝の気持ちを込めて食べましょう。
歯固めの石は神社の境内へ感謝の意を表してお返ししましょう。
この記事を読んで頂いた方へ
こちらの記事を読まれた方は、
下記の関連記事も参考にされています。
(お祝いの関連記事)
- 初誕生って?1歳の誕生日の祝い方や一升餅などの準備するものは?
- 出産祝い(内祝い)のお返しはいつすればいい?金額の相場やマナーは?
- 出産祝いにベビーカーをプレゼント!選び方や人気の軽いベビーカーも紹介!
- 出産祝いでチャイルドシートをプレゼント!人気やおすすめのチャイルドシートは?
- 出産祝いのお返しで人気は?お菓子などおすすめのお返しも紹介
- 初誕生のお返し(内祝い)の金額は?マナーや注意点は?
- お七夜のお祝いは?命名式の数え方や命名書の書き方は?
- 赤ちゃんのお七夜の準備や流れは?おすすめの服装や命名紙は?
あとがき
参照元:https://allabout.co.jp/
いかがでしたでしょうか?
お食い初めの儀式の手順や順序は参考になりましたでしょうか?
赤ちゃんが一生食べ物に困らない様にと、願いを込めて昔から行われている伝統行事の一つとしてお食い初めの儀式があります。
赤ちゃんの成長を家族や両親とお祝いをして、これからの健やかな成長を願いましょう。
そこで今回は、【お食い初め(100日祝い)で鯛などの料理や準備物は?食べる順番ややり方は?】を紹介しました。